“超硬派”縦スクSTG『デビルブレイド リブート』Steamにて年内リリースへ。「ドット絵表現の限界に迫る」迫力演出STG

 

国内のクリエイター・シガタケ氏は3月14日、『デビルブレイド リブート(DEVIL BLADE REBOOT)』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けにリリース予定。あわせて、PVも公開中となっている。


『デビルブレイド リブート』は、プレイスタイルによって体感難度が大きく変化するという、疑似3D表現のドット絵縦スクロールSTGである。本作の舞台となる西暦2XXX年では、世界はエミネスとゾークに2分され、両国間で世界大戦がおこなわれていた。エミネスはゾークの圧倒的軍事力の前に窮地へ陥り、一点突破による強襲作戦を計画。強襲作戦のために設計された小型火力戦闘機「シャイニング」を使った最後の戦いが始まろうとしていた。最後の切り札による一点突破の戦いが、疑似3Dのドット絵で描かれる。


小型火力戦闘機「シャイニング」による強襲作戦は、縦スクロールSTGとして繰り広げられる。本作では2種類のショットとボムを使用した、オーソドックスなゲームプレイが待ち受けているようだ。特徴的なシステムとしては、バーサクシステムが存在し、近接破壊によって難度とスコアが劇的に上昇。プレイスタイルによって、体感難度が大幅に変化するという。クリアを目指す初心者は遠くから安全に、ハイスコアを目指す上級者は接近戦を挑むことで、幅広いプレイヤーが楽しめるようになっているようだ。

また本作においては、ドット絵によるグラフィックも特徴だろう。公式サイトによると、本作では多重スクロールやラスタースクロール、拡大縮小を駆使した、疑似3D表現を採用。2Dゲーム全盛期の解像度(320×240)で、ドット絵の限界に迫る映像表現に挑戦したという。レトロな空気を漂わせつつも美麗なドット絵によって、本作の戦いが表現されるのだ。BGMとステージ展開をあわせた、立体的なシームレス演出も用いられているという。ゲームモードとしては、全6ステージのストーリーモードが存在。4段階の難易度やステージセレクト、プレイによって解放されるコンテンツなども用意されている。

 


本作を手がけているのは、国内のクリエイターであるシガタケ氏だ。同氏は国内のゲーム開発会社ヴァニラウェアに所属し、多数の作品に携わってきた。同氏の公式サイトによると、『ユニコーンオーバーロード』では食べ物や一部キャラクターアニメ作成を担当。2008年発売の『くまたんち』ではディレクションなどを務めていた。

また同氏は個人でもゲーム開発に携わっており、『ASTLIBRA Revision』ではメインビジュアルや顔グラフィックなど多数を担当している。ゲーム制作ツール『絵描衛門(デザエモン)』シリーズを用いたゲーム制作もおこなっていたようだ。

本作『デビルブレイド リブート』は、同氏による『デザエモン+』制作品『デビルブレイド』のフルリメイク作品にあたる。制作には「Shooting Game Builder」を採用。「レトロモード」では、『デザエモン+』版の雰囲気はそのままに、バーサクシステムを加えたゲームプレイが展開される。レトロモードによって、新旧の双方が遊べるわけである。またpixivFANBOX内の記事によると、本作はすでに本編が完成しており、レトロモードもほぼ完成済み。2024年内のリリースに向けて、開発が進められているようだ。なお音楽については、作曲家のhasu氏が担当している。

デビルブレイド リブート』は、PC(Steam)向けに2024年リリース予定。同氏の公式サイトなどから、1面のみ遊べるプロトタイプ版もダウンロード可能となっている。