お尻美少女銃RPG『勝利の女神:NIKKE』にて不正ユーザーへの“懲罰”が実施される。しかしのちに表現変更


SHIFT UPは11月5日、先日配信した『勝利の女神:NIKKE』内における不正ユーザーへの対応を告知した。あくまで一般的な対処であるものの、その妙に厳しい表現が話題に。世界観へのマッチなども相まって国内ユーザーから面白おかしく捉えられているようだ。ただし、これらの表現はのちに変更されている。


『勝利の女神:NIKKE』は、Level InfiniteとSHIFT UPが開発・運営するモバイルゲーム。SHIFT UPはキム・ヒョンテ氏の設立した韓国のスタジオだ。キム・ヒョンテ氏は『マグナカルタ』のキャラクターデザインを担当するなど、非常に美しい塗りのイラストを手がけるクリエイター。キム氏は2014年に自社スタジオとしてSHIFT UPを立ち上げ、『デスティニーチャイルド』をリリースしている。『勝利の女神:NIKKE』はテンセントとタッグを組んだキム氏の新作であるというわけだ。

https://twitter.com/jamm3rd/status/898378351240388608


『勝利の女神:NIKKE』では、銃を盛り込んだユニークな戦闘システムのほかに、美しい美女たちが肉感をともなって描かれ、さらにぐりぐりと動く。また戦闘中にそれらの美女のお尻がやたらと緻密に描写されることが前評判を高めていた。一方で、本作はなかなかハードな設定が特徴。ラプチャーに地上を奪われた人類が、地下都市アークに身を隠し戦うという世界観だ。立ち向かうは、ラプチャーに対抗するための少女のような人形兵士ニケたち。プレイヤーは指揮官としてニケらを率いてラプチャーと戦う。プロローグからショックな展開も用意されており、ハードなSFとしての側面をもつわけだ。


リリースから間もない中、同作のゲーム内と公式ホームページで告知がなされた。不正ユーザーへの“懲罰”対応である。報告によると、一部のプレイヤーが悪質なチート行為/ハッカー行為/ゲームのバグを利用し、ゲームの公平性を乱していることが判明したという。それらのユーザーを対象に、“懲罰”が実施されたというわけだ。

具体的な対応としては、アカウントが365日間凍結されたというもの。アカウントの恒久的な削除ではないので、対応としてはやや優しいともいえるかもしれない。とはいえ、どことなく世界観に一致した、懲罰という厳しい表現がユーザーにウケているのだろう。なお、処罰を受けた9アカウントのうち、5つが日本サーバーのアカウント。一方で、それらのアカウントのうち3つのユーザー名が中国語/中国読みできるようだ。

懲罰と表現しているのは、実は日本のみ。他言語ではゲーム内告知・ホームページ告知ともに「不正者対応のお知らせ」という旨のシンプルな表現となっている。同作は日本市場に注力しているため、ローカライズなども気合入っており、ちょっとした工夫が加えられているのかもしれない。ただし11月7日になりゲーム内告知の「懲罰のお知らせ」は「不正行為への処分について」へと変更されている。公式ホームページの告知見出しは「不正ツール対策懲罰のお知らせ」にて変化なし。意図は不明ながら、表現がややマイルド化され、ゲーム内で見た際の衝撃度は緩和。内容がすぐわかる見出しになった印象だ。


『勝利の女神:NIKKE』はiOS/Android向けに配信中。現在App Store無料ゲームランキング、セールスランキング、 Google Play無料ゲームランキング第1位を記念して、ミラティブと連動したキャンペーンが実施されている。