立体パズルシューター『Q.U.B.E. 10th Anniversary』9月14日発売へ。あのキューブを用いた謎解きゲームが、追加要素盛り込みリメイク


デベロッパーのToxic Gamesは8月17日、『Q.U.B.E. 10th Anniversary』を現地時間9月14日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)および海外PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch。

『Q.U.B.E. 10th Anniversary』は、『Q.U.B.E.』および『Q.U.B.E: Director’s Cut』を現代向けにリメイクしたタイトルだ。『Q.U.B.E.』および『Q.U.B.E: Director’s Cut』は、一人称視点のパズルゲーム。舞台となるのは、立方体が敷き詰められた謎の空間。その空間で目覚めた記憶喪失の主人公は、司令官を名乗るNowakという女性から通信を受ける。彼女から、その場所がキューブ型宇宙船の内部でありこのままでは地球と衝突すると警告された主人公は、宇宙船の解体を目指して無数のパズルに挑むことになる。

ゲームプレイでは、両手に装着した特殊な手袋で色付きのキューブを操作する。赤キューブは伸縮が可能。右手で縮め、左手で伸ばすことができる。そして青キューブは、壁や地面に引っ込めることが可能。その状態で触れると勢いよく出っ張るため、ジャンプ台のように利用できる。黄キューブは3個セットで配置されており、触れると階段のように出っ張る。ほかにも紫や緑といったキューブが存在し、それぞれが独自の効果を有している。ひとつひとつのキューブの効果はシンプルなものの、別の色のキューブとの組み合わせによってパズルの内容は複雑化していく。

『Q.U.B.E: Director’s Cut』


『Q.U.B.E.』は、もともと2009年に学生プロジェクトとして開発が始まったタイトルだ。翌年にはDaniel Da Rocha氏、Dave Hall氏、Jonathan Savery氏によって開発元Toxic Gamesが設立。その後2011年後半にオリジナル版『Q.U.B.E.』がリリースされ、2014年にはストーリー要素などを追加した『Q.U.B.E: Director’s Cut 』が発売された。2017年には、続編となる『Q.U.B.E. 2』が発売されている。

そして今回発売となる『Q.U.B.E. 10th Anniversary』ではまず、グラフィックが一新。比較映像では影や光の表現が大きく進化していることが確認できる。キューブの表面に光の反射や映り込みが加わり、『Q.U.B.E.』世界の不気味さが増している。そのほか、ナレーションを含めてサウンド面も改善。プレイヤーのフィードバックを受けてゲームプレイにも調整が加えられているという。なお『Q.U.B.E. 10th Anniversary』には、オリジナル版と『Q.U.B.E: Director’s Cut』の両方が収録されているそうだ。


さらに『Q.U.B.E. 10th Anniversary』では、従来のキャンペーンを完了するとアンロックされる、ストーリーの新章であるSector 8も追加される。Sector 8のボリュームは、4~6時間程度で想定されているとのことだ。人気パズルゲーム『Q.U.B.E.』が10周年を経て生まれ変わる本作。ゲームプレイも現代向けに調整されているとのことで、新規プレイヤーも遊びやすく過去の人気作品を振り返ることができるだろう。

『Q.U.B.E. 10th Anniversary』は、PC(Steam)および海外PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに発売予定だ。