メイド探索アクション『MaidSouls』PC向けにα版公開。白と黒で表現された、配管と鉄骨の世界

 

国内のインディーゲームデベロッパーなぎ氏は4月28日、『MaidSouls』のα版をPC向けに公開した。同氏のGoogle Driveからダウンロード可能。α版では開発中の内容から、白と黒で構成された特徴的なグラフィックが確認できる。


『MaidSouls』はなぎ氏が開発している、白黒の世界を探索するアクションゲームである。主人公はメイド。記事執筆時点で世界観や主人公の素性など、ストーリーに関する情報は明かされていない。プレイヤーは、モノクロで表現された謎の構造物の上を、敵と戦いながら探索していく。アクションとしては、右手の刀を使った弱攻撃と強攻撃、銃による攻撃、ローリングやガード、ジャンプなどが可能。スタミナゲージも用意されており、『ダークソウル』シリーズ近いシステムが採用されている。同氏は過去に、「アクションゲームがあまり得意ではないので戦闘は期待しないで下さい。その代わりを探索(要素を)頑張りたい」とツイートしており、探索に重きを置いた作品を目指して開発が進められているようだ。


今回公開されたα版は、特徴的な背景や基本的な操作を収録した、開発途中のバージョンだ。先に言ってしまうと、本α版では一部の動作を除いて音が実装されていない様子。またメイドには各種アクションが用意されており実際に動かせるものの、敵の動作はシンプル。空中での無限ジャンプも可能など、アクションはまだまだ開発途上な印象を受ける。α版では、雰囲気や動作の確認を目的としているのだろう。

ただし、スクリーンショットや動画を見てもわかるように、本作にはすでに特徴的な世界が用意されている。モノクロのグラフィックは、線画風への切り替えも可能。配管や鉄骨がむき出しの巨大構造物から落ちていくと、下には中世の城のような建造物が待ち受けていた。本作で展開される物語や探索に期待したいところだ。

本作を開発しているのは、国内のインディーゲームデベロッパーなぎ氏だ。開発にはゲームエンジンのUnreal Engine 4を使用。同氏はTwitterで開発進捗を公開しているので、本作が気になった方は同氏のTwitterを覗いてみるといいだろう。

『MaidSouls』のα版は、PC向けに公開中だ。




※ The English version of this article is available here


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。