任天堂は3月29日、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編の延期を発表した。2022年の発売を予定していたが、2023年春に変更するという。
延期発表映像では、『ゼルダの伝説』シリーズプロデューサーの青沼英二氏が登場。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編については開発にもう少し時間が欲しいと説明した。続編では、冒険の舞台は地上だけでなく空の上にも広がると改めて紹介。拡張された世界はそれだけでなく、新たな出会いや新たな遊びは前作以上に多彩なものになっているという。続編での体験を特別なものにするべく開発に励んでいるといい、ファンに理解を求めた。
どことなくデジャブ感が漂う映像である。というのも、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』もまた延期を経て発売された作品だったからだ。2015年3月に青沼氏は、YouTubeにて同様に発売延期を発表。その後、前作は2017年3月に発売に至った。結果として『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は屈指の完成度の作品に仕上げられ、世界中のゲームアワードを総なめしていた。
前例という点では、延期発表はポジティブにも捉えうる。続編については、いくつか映像は公開されているものの、タイトルすら伏せられているほどの徹底ぶり。まだまだ謎に包まれている。期待値は非常に高く、それを超えるのは大変なミッションだろう。年内発売を諦め2023年春に延期した背景には、本作への志の高さが垣間見える。一体どのような作品に仕上げられるのだろうか。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編は、2023年春発売予定だ。なお今回の延期発表映像ではちらりと新シーンも見られる。ファンのかたはそちらもチェックしておこう。
