友達がいない人のためのVR SNS『Unmetaverse』がSteamにて無料配信開始。 気を遣わず安心してスローライフが満喫できる


インディーゲーム開発者のMito Memel氏は12月16日にVR SNS『Unmetaverse』をSteam向けにリリースした。価格は無料で、プレイするにはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)などのVRヘッドセットが必要となる。

『Unmetaverse』は「友達がいない人のためのVR SNS」と題されているように、これまでのVR SNSでは必須であったとも言えるボイスチャット、テキストチャット機能を廃したVR SNSだ。プレイヤー同士のコミュニケーションは身振り手振りだけで、いわゆる「無言勢」しかワールドに存在しない。『VRChat』をはじめとする既存のVR SNSが築いてきた「VR SNSらしさ」の真逆を進む、“陰キャに優しい仕様“の『Unmetaverse』。同作ではプレイヤーとコンテンツが双方向で結ばれているのみで、そこに他プレイヤーが介入する余地がない。一人で黙々と家を建てたり、ひたすらマップを散策したり、ゲーム内で何かをするのに他人の力を借りる必要が一切ないのだ。


『Unmetaverse』のマップは、10km四方の広大なひとつの場所を共有するかたち。友達同士でしか入れないプライベートルームが乱立する既存のVR SNSとは違い、ルームに入る前の遠慮や葛藤が必要ないため、友達がいない方がかえって快適に遊べるVR SNSとなっている。コンテンツもあらかじめ一人で遊ぶためのものが用意されており、Steamの販売ページには「Unmetaverseはクリエイター向けのサービスではありません。」という異例の注意書きがなされている。クリエイターやインフルエンサーでなくても楽しめる内容となっていることをアピールしている。


Steamで販売開始された『Unmetaverse』は、開発者のBOOTHにて公開されていたアーリーアクセス版にアップデートとして新たに「競馬」機能が追加されたバージョン。厩舎を建てることで、馬をトレーニングしレースに出走させることができるそうだ。UIの細かい調整もおこなわれている。

開発者であるMito Memel氏は株式会社フロム・ソフトウェアに2017年まで在籍しており、『ダークソウル』シリーズのゲームサーバー設計・実装・運用の実績をもつ。現在はVRの研究開発をおこなっているようだ。昨年にはアスキーアート“クマー”のVR用アバターの制作、配布をおこなっており、インターネット文化とテクノロジーの融合に一役買っている。

友達がいない人、あるいはVR空間で一人になりたい人向けの『Unmetaverse』は現在Steamにて無料配信中。




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