ファミリーコンピュータ生みの親、上村雅之氏が逝去。ディスクシステムやスーパーファミコンなども手がける

 
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立命館大学ゲーム研究センターは12月9日、上村雅之氏が12月6日に亡くなっていたことを発表した。78歳だったという。 

上村雅之氏は、日本の技術者だ。1967年に千葉工業大学電子工学部電子工学科を卒業し、早川電機工業株式会社に入社。のち、1971年に任天堂へ入社する。やがて開発第二部部長を務めるようになり、1981年にファミリーコンピュータの開発責任者に。数多くの難題に直面しながらも同機をヒットさせ、その後もファミリーコンピュータ ディスクシステムやスーパーファミコンなどを手がけた。 

2004年には任天堂を退職。立命館大学大学院にて客員教授を務めたのち、2011年には立命館大学ゲーム研究センターの初代センター長に着任した。コンピュータゲームの学術的研究に尽力し、その成果をCEDECなどで報告してきた。またゲーム産業の発展への貢献が評価され、2016年には平成27年度[第19回]文化庁メディア芸術祭にて功労賞を受賞。さらに2020年には、令和元年度京都市芸術振興賞を受賞している。 

上村氏の葬儀については、すでに家族で執りおこなわれたとのこと。また今後、偲ぶ会等の開催については未定であるとのことだ。 


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