立体ドット絵サンドボックスゲーム『Nimoyd』発表。人もエルフもエイリアンも、瘴気はびこる星でクラフト&サバイバル

 

ドイツのインディースタジオNudge Nudge Gamesは12月2日、サバイバルサンドボックスゲーム『Nimoyd』を発表した。対応プラットフォームはPC/Mac(Steam)で、リリース後にコンソールへの対応も予定。また将来的にモバイルデバイスにも対応可能な設計で開発しているという。発売時期は2021年の春〜夏とされている。

【UPDATE 2020/12/04 20:58】
Nudge Nudge Games公式Twitterより弊誌に向けて、本作が日本語に対応することが伝えられた。追ってSteamでの日本語ページが開設されるそうだ。コンソール版としては、PC版リリースののちにPlayStation / Nintendo Switchへの対応を考えているという。
 

 
『Nimoyd』は2702年の地球を舞台とした、SFファンタジーゲームだ。建築・クラフト・採掘・農業などをおこないつつ生き延びよう。プレイヤーはまず複数のキャラクターから主人公を選択する。人間やエルフ、エイリアンまで多彩な種族をチョイス可能だ。キャラクターには「勇敢」「怠け者」といった特性を設定することが可能で、カスタマイズによって他の登場人物からの反応が変化するという。また作中で入手できる経験値によりスキルツリーをアンロックする成長要素も存在するそうだ。

長く生存するためには食料を見つけ、探索に不可欠な装備を整える必要がある。森林や草原、砂漠に洞窟など多彩なバイオームでさまざまな資源を収集しよう。クラフト可能なものは歯車や照明、食料といった基本的なものから、乗り物・メカなど高度なアイテムまで作成可能だ。拠点から離れて活動する際にはそうしたクラフト品の活用が助けとなる。
 

 

 
探索用品だけでなく、ベッドやテーブル、建物などを作ってハウジングすることもできる。拠点は資源の保存場所や乗り物の格納スペースとして利用可能だ。多様なレシピで発展させた拠点を管理し、エイリアンの侵略者や夜にはびこる霊的存在から防衛しよう。地上には人間による12の派閥も存在している。彼らから拠点を守る必要が生じるケースもあるが、場合によってはいずれかの派閥に属して戦争に参加することも可能。なお地上の人々とは組織レベルだけでなく、個人としても関係を結ぶことができる。恋人をつくって子をなすこともでき、万が一キャラクターが死亡した際は子どもがすべてを引き継ぐかたちでプレイを続行できるとのこと。

地球は謎の胞子により汚染されており、村落やエイリアンの入植地ともども徐々に侵食されている。本作の肝となるのが地下世界にはびこる軍勢だ。Underlordなる存在に率いられており、地球が瀕する危機の真相に迫る大きな鍵となるようだ。このほかにも夜間をさまよう霊魂の出どころや、エイリアンが日々採掘に励む資源の正体など、多くの謎が用意されている。基本的にはシングルプレイでじっくり遊ぶことを想定して開発される本作だが、マルチプレイで友達と冒険することも可能だという。
 

 

 
ベルリンを拠点とするNudge Nudge Gamesは、Rafael氏とJeffrey氏の2名により立ち上げられたスタジオ。2013年にはDサバイバルゲーム『Proven Lands』の開発を進めていた。残念ながらこちらのプロジェクトは凍結されてしまったものの、多くの遺伝子を受け継いだサバイバルゲーム『Nimoyd』の制作が2016年よりスタートする。現在スタジオは10名のメンバーで運営されており、ヨーロッパ・北米・アジアなど多国籍からなるチームメンバーで開発が進められている。

『Nimoyd』は2021年春〜夏、PC/Mac(Steam)向けに発売予定だ。