バー経営シム『Bartender Simulator』Steam向けに発表。スタイリッシュなパフォーマンスでカクテルをご提供、人生相談にも乗るバーテンダー修行

 

Gameparic/PlayWay S.A.は11月9日、バー経営シミュレーション『Bartender Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
 

 
『Bartender Simulator』は、駆け出しのバーテンダーとなってバーを切り盛りする経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーが引き受けるのは、かつての輝きを失った小さな酒場。主人公はバーのマスターとして成長を遂げ、賑わいを取り戻すこととなる。ドリンクを作る際には工程をひとつひとつ丁寧にシミュレーションする。モヒートひとつ仕立てるにも、ライムのカットから砂糖の目分量、そしてグラスに注ぐまでの動作がそれぞれ10点満点のスコアで採点されるのだ。いずれの操作も正確にこなし、絶品のカクテルを生み出そう。

バーテンダーとしての技術は、飲み物だけにとどまらない。曲劇的なパフォーマンステク、イカしたフレアバーテンディングを身につけることでお客の目を惹きつけよう。出来上がったドリンクのクオリティ次第で、獲得できる経験値やお店の評判が上がっていく。
 

 
瀟洒なバーを目指すには内装にも気を使うことが必要だ。収入に余裕が出たら、店内の調度品も買い揃えていこう。椅子やテーブルにソファはもちろん、照明のほか調理器具やバーテニング用の小道具も購入可能。さらに装飾品や、もっと高級なアルコールを仕入れることもできる。はじめはコイン式のジュークボックスを置いていても、いずれはアップグレードしてプロ使用の音響にするもよし、あるいはミュージシャンを招いて生演奏をご提供するもよしだ。自由にバーをカスタマイズしてVIP層の顧客を呼び込もう。

マスターたるもの、機械的に飲み物を提供するだけでは一人前とはいえない。その才覚が真に表れるのは、さまざまな事情を抱えたお客とのコミュニケーションにおいてだ。トリックの効いたカクテル作りの合間にも、ジョークや笑い話を忘れずに。恋人との別れで苦悩する男性客には会話の選択肢が現れ、いかに彼を励ますかでバーテンダーとしてのセンスが問われる。いい雰囲気の男女が現れたときは、無料のシャンパングラスを提供する粋な計らいを見せることもできる。
 

 
もちろん一組のお客にだけ構っているわけにもいかない。酒を待ちわびる短気な客には会話で間を繋いだり、お通しのピーナッツをプレゼントすることで時間稼ぎをすることが可能だ。これらの気配りを重ねることでお客の気分を良くし、より長くお店に滞在してもらおう。よい関係を築けば、いずれ気前のいいチップをもらえることも。彼らを楽しませるほど経験値を獲得し、バーテンダーとしてのスキルツリーを開放することができる。火のついたグラスでジャグリングしながら飲み物を仕立てるなど、スタイリッシュな芸当を身につけることができる。

もちろんドリンクのメニューも多数存在。まずはベーシックなモヒートやピニャコラーダ、ネグローニを、レシピに忠実に作ってみよう。慣れれば何も参照せずとも仕立てられるようになるはず。なるべく早く、なるべく質のいいサービスが鉄則だ。さらにオリジナルドリンクを作り、お客に出すことで反応を観察することもできる。評判がよければメニューに加え、自分だけのドリンク名を与えよう。ちなみにバーテンダーの仕事は華やかな夜の世界だけでなく、原材料の確保や値段交渉も重要な仕事。うっかり古くなった材料でカクテルをお出しすることのないように注意するのだ。
 

 
トレイラーによれば、とりわけ目をかけくれたお客からは個人的に電話番号をもらえるチャンスも。一方ストアページによれば作ったドリンクを自分で飲むことも可能だが、くれぐれも「責任をもって楽しむように」。『Bartender Simulator』はPC(Steam)向けにリリース予定。