ローグライト2Dアクション『常世ノ塔』Steamにて早期アクセス配信開始。ドット絵キャラを操作して、24時間ごとに生成される塔の頂へ

Pocket
reddit にシェア
LINEで送る

弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームブランドPLAYISMは11月7日、『常世ノ塔』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は980円。

『常世ノ塔』は、24時間おきに自動生成される不思議な塔へ挑む、ローグライト2Dアクションゲームである。デフォルトで用意されているプレイヤーキャラクターは、魔界のメイド少年ココア、自走型清掃ロボットのカナエ、病弱系ヒトドラゴンのシッポ・デテール、飯綱のクノイチ・菊理の合計4名。開発者さえばし氏の描いたココアを含め、可愛らしい見た目のキャラクターを操作し、塔の頂上を目指していく。


塔の内部では、プレイヤーキャラクター同様の可愛らしい見た目と、厄介な性質を併せ持った敵やボスが行く手を阻む。具体的には、操作を反転させられてしまうサキュバスなどが待ち構えており、安全に進むためにも敵はなるべく倒しておきたいが、本作にはいわゆる通常攻撃がなく、攻撃方法がスキルに限定されている。

スキルは、時間経過と共に増加するMPが溜まると使用可能に。ココアにはナイフを自身の周囲で回転させる攻防一体の技、菊理にはホーミング十字手裏剣の放出など、キャラクターごとに異なるスキルが設定されている。動く足場やトゲといった仕掛けが施された塔の中を、ちょっとした時間制限も考慮しつつ、スキルの発動タイミングを見極めながら進んでいくわけだ。アイテムの取得によるキャラクターの強化や、選択によって先の構造が変化する要素もあり、ローグライト2Dアクションらしいやりごたえのあるゲームプレイも本作の魅力だろう。


また、本作では24時間ごとにサーバー上に生成される塔へ挑戦する。都度生成されるランダムなダンジョンではなく、世界中のプレイヤーが1日単位で同じ塔へ挑むわけだ。スコアによって競うランキングが用意されているほか、誰かが道半ばで倒れた場所には遺品と遺言の刻まれた墓石も登場。他のプレイヤーと競いながら、同じステージへ挑むゆるい繋がりが導入されている。

そのほか、キャラクターカスタマイズ機能も搭載されている。キャラクターカスタマイズ機能は、ドット絵などの素材を用意し、プレイヤーの見た目/カットイン/セリフを編集することで、好きなキャラクターをゲーム内へと登場させられるもの。カスタマイズしたキャラクターは、ゲーム内の拠点でスキンデータを読み込むと、プレイヤーキャラクターとして使用可能になる。なお、IPを持っている企業やVTuber、イラストレーターなどに向けて、コラボの募集も行われている。


本作を開発しているのは、フリーのイラストレーターとしても活動するさえばし氏の個人サークル//commentoutだ。本作の開発は2016年にスタート。パブリッシャーの変更なども含め、約4年間の開発期間を経て、早期アクセス配信開始に至っている。なお同氏は、本作が影響を付けた作品として、『ローグ・レガシー』『ステレデン』『FEZ』『ブラッドボーン』『ロックマン』『Risk of Rain』の名を挙げている。

Steamのストアページによると、デモ版で有益なフィードバックが得られたこともあり、多くのフィードバックによってより良いフルバージョンを目指すべく、早期アクセスの配信が決定されたという。早期アクセス配信開始時のバージョンでは、基本的なゲーム部分と、ソーシャル要素やキャラクターカスタマイズ機能などが搭載されている。おおむね2021年春までの期間早期アクセスが予定されており、フルバージョンでは自動生成の多様性強化、ゲームバランスの調整、敵/ボス.アイテムなどの要素追加、週末のイベント開催、コレクター要素の追加が見込まれているそうだ。また、新コンテンツや機能の追加に伴い、価格の変更も予定されている。

『常世ノ塔』は、980円でSteamにて早期アクセス配信中だ。

Pocket
reddit にシェア
LINEで送る