何でもできるオープンワールド『クラフトピア』Steam早期アクセスは、9月4日開始予定。問題改善のために延期を決断


国内のインディーゲームスタジオであるポケットペアは7月30日、『クラフトピア(Craftopia)』の早期アクセス開始時期が、9月4日になる予定であると発表した。『クラフトピア』では、現在クローズドアルファテストが行われているが、マルチプレイの安定性などいくつかの点で根本的な解決策が必要であり、問題解決のための時間が取られるようだ。なお、このスケジュールを持ったものであり、8月下旬に早期アクセスが開始される可能性もあるという。

『クラフトピア』は、ポケットペアが開発中の、農業・狩り・ハクスラ・建築・自動化・クラフトなど、何でも出来るという謳い文句のサンドボックス型3DサバイバルアクションRPGである。ベルトコンベアで運ばれてきた牛を煮たり、神を強制労働させたり、車両を敵に突っ込ませたり、さまざまなロケーションの用意されたオープンワールドの世界を、自由にプレイできる。

正式発表された6月当初は、2020年7月の早期アクセス開始が予定されていたが、リモート開発環境への移行や想像以上の反響により、7月のリリースへ変更。「プレイに重大な支障が出る不具合等」が発生しなければ、クローズドアルファテストからそのまま7月の早期アクセス開始が予定されていたものの、今回の発表によるといくつかの不具合が生じているため、9月に延期されたようだ。

『クラフトピア』で現在問題とされているのは、マルチプレイの安定性、マルチプレイでのロード後に生じるサーバー同期処理の長さ、シングル/マルチ共に島移動時に建物データがロストする事がある、セーブデータが突然破損することがある、の4点。

ポケットペアは、TwitterやDiscordを通じて「バグがあっても出してほしい」などという声を受けつつも、普通にプレイしていてセーブデータが壊れるような事態への遭遇率が低くない状況は望ましくないと考え、延期を決定。早期アクセス開始までの間に、マルチプレイが安定するよう改善に務めるほか、ロード処理の抜本的な見直し、セーブデータのバックアップシステムなどを導入して、現状の問題を改善すると語っている。また、余裕をもったスケジュールを発表しているのは、開発チームにプレッシャーを与えないことも目的にあるそうだ。

『クラフトピア』は、Steamにて9月4日に早期アクセス開始予定だ。コンテンツの追加やバランス調整も引き続き実施予定であり、早期アクセス開始時にはクローズドαテストになかったコンテンツもたくさん追加予定とされている。