ロボットターン制SRPG『DUAL GEAR』Steamにて7月29日早期アクセス開始へ。紛争の広まった世界で描かれる、デュアルギアの戦い

インディーゲームスタジオOrbital Speed Studioは7月20日、『DUAL GEAR』の早期アクセスを7月29日に開始すると発表した。『DUAL GEAR』は、デュアルギアを操り敵と戦う、ターン制シミュレーションRPG。

タイのインディーゲームスタジオOrbital Speed Studioは7月20日、『DUAL GEAR』の早期アクセスを7月29日に開始すると発表した。対応プラットフォームはSteam。日本語に対応しており、早期アクセス版の価格は19.99ドル。2021年のフルリリース時には、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switchでの発売も予定されている。

『DUAL GEAR』は、デュアルギアを操り敵と戦う、ターン制シミュレーションRPGである。本作の舞台は、世界中で紛争が発生している2069年の地球。ウイルスにより経済システムへ打撃を受けた後、旧連合国に代わって8か国で構成されたUNRが中心となった人類は、ガイア計画を発足。ガイア核融合炉の軌道上への建設、大規模な宇宙ステーションガイアベルトの建設、軍事用ロボットの発明といった宇宙への進出を遂げていた。しかし、2058年に正体不明のテロリストにより軌道上の核融合炉が攻撃を受けると、数年後に軍事基地への攻撃も行われ、2068年にはウォッチメーカーがガイアプロトコルの破壊を宣言し、世界中が紛争地域となってしまう。

ニール・カールセンは、2058年のテロ事件でもUNR側で活躍したベテランパイロット。事件の影響で妻と4歳の娘を失い消息を絶っていたが、黒いデュアルギアに乗っていた娘と似た少女アリヤと出会い、特殊部隊NEMOS7の一員として再び戦場へ舞い戻る。


NEMOS7の地球を守る戦いは、ターン制で描かれる。味方ユニットのターンが回ってくると、三人称視点でデュアルギアを操作し、戦場の移動や搭載した武器による攻撃が可能。移動や攻撃によって行動ポイントを消費するので、その範囲内で動けるという『戦場のヴァルキュリア』シリーズと似たシステムになっている。

デュアルギアに搭載するミサイルやライフル、近接武器といった武器はハンガーで変更できるほか、パーツを使ったカスタム、カラーリングモジュールの変更にも対応。ストーリーモードでは経験値なども得られ、新しいスキルを入手やレベルの上昇によって強くなっていくそうだ。また、ロボットアニメを思わせる日本語音声によるアナウンスや、3Dグラフィックで描かれる重厚なデュアルギアの戦いなども、本作の魅力だろう。

本作を開発したのは、前述のとおりタイに拠点のあるインディーゲームスタジオOrbital Speed Studioである。同スタジオは、複数タイトルで経験のあるメンバーを中心に2014年に設立され、2016年に実施されたクラウドファンディングキャンペーンなどを経て本作の開発が進められてきた。また早期アクセス配信は、第1幕がプレイできる状態で開始され、アップデートによってコンテンツが追加されていくという。

『DUAL GEAR』はSteamにて7月20日に、19.99ドルで早期アクセス開始予定だ。ストアページからはプレアルファ時のデモ版がダウンロード可能。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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