『あつまれ どうぶつの森』チャット機能は、実は「キーボード」も使用可能。限定的ながら交流がより快適に


任天堂は本日3月20日、Nintendo Switchにてスローライフゲーム『あつまれ どうぶつの森』を発売した。本作は大枠のジャンルとして“コミュニケーションゲーム”が掲げられており、インターネット通信にてオンライン上で複数人のプレイヤーとともに無人島ライフを楽しむことができる。オンライン上のコミュニケーション手段のひとつとしてテキストチャット機能が設けられており、キーボードを使用した文字入力もサポートされているようだ。

キーボードを使用する際は、TVモードにてNintendo SwitchドックのUSB端子にキーボードを接続する。接続後、各コントローラーのRボタンでチャット画面を開き、スクリーンキーボードが表示されている状態でキーボードをタイプすれば文字入力することができる。なお、キーボードは有線接続のものやUSBレシーバーを用いる無線式キーボードが使用可能。携帯モードやテーブルモード、Nintendo Switch Liteで使用する場合は、別途USB Type-Cへの変換アダプタなどが必要となるので留意しておきたい。

Nintendo Switchにおいて、ソフトウェア側でキーボードに対応しているタイトルとしては、『モンスターハンターダブルクロス』や『ドラゴンクエストX』などが挙げられる。『モンスターハンターダブルクロス』では、チャット画面を表示している場合にEnterキーを押下することで、自動的にスクリーンキーボードが表示され、スムーズに文字入力することができる。また『ドラゴンクエストX』では、テキストチャット機能のサポートだけでなく、ショートカットキーなどによるキーボード操作にも対応している。

対して、『あつまれ どうぶつの森』でキーボードを使用可能にしているのは、本体側の周辺機器対応によるもの。本作だけでなく、ニンテンドーeショップやYouTube・ニコニコ動画などの動画視聴サービスアプリ内の検索ワード入力時にもキーボードを使用できる。あくまでスクリーンキーボードが表示されている限定的な場面に限られるものだ。ソフトウェア側での対応ソフトと比較すると、コントローラーによる操作で一旦チャット画面を表示する手順を踏む必要があり少々煩わしく感じるかもしれない。しかしながら、文字入力時の快適性を考慮すると、ユーザビリティにあわせた本体サポート機能といえるだろう。『とびだせ どうぶつの森』と比べればなおさらだ。

ちなみに、本作はゲーム内のテキストチャット機能だけでなく、スマートフォンのゲーム連動アプリであるNintendo Switch Online内のサービス「タヌポータル」にて、スマートフォンを通じたボイスチャットやテキストチャット機能も実現している。サービスを利用する場合は、Nintendo Switch Onlineを設定のうえ、本作のタイトル画面からアプリ連動の設定をしておこう。

先述したように、『あつまれ どうぶつの森』は複数人によるコミュニケーション要素にも重きを置いている作品。キーボードが使用できることで、プレイヤー同士のオンライン上のやり取りも快適に行えるようになっていることだろう。実際にキーボードの使用感を試す良い機会として、飛行場からフレンドの島に出かけ、交流を深めてみてはいかがだろうか。