『あつまれ どうぶつの森』では、女装をしても店員から“驚かれない”

任天堂が3月20日に発売する『あつまれ どうぶつの森』。海外メディア向けには先行してROMが配られており、レビューなどが掲載され始めている。その中で海外メディアKotakuが、ジェンダーに関するある発見をしたようだ。ある発見とは、本作では女装をしようとしても店員に“驚かれない”のだ。

『どうぶつの森』シリーズでは、プレイヤーはさまざまな衣装や髪型が着用可能。その中には男性向け女性向けといった分類わけされたアイテムも存在する。性別の垣根を超えてそれを身につけることができる作品もあるが、その際には特殊なメッセージも添えられていた。たとえば前作である『とびだせ どうぶつの森』では、男キャラで仕立て屋のエイブルシスターズでスカートを購入する際には、まずきぬよからプレゼントであるかどうか訊かれる。着用してみると「あら…、ちょっとビックリやけどこういう冒険も悪くないかもしれへんね!」とコメントされる。ニュアンスこそマイルドであるが、違和感を抱いている印象は拭いきれない。

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Image Credit : とみこじ.com / 任天堂

また美容院スピーディにて、髪型を変更してくれるカットリーヌに男キャラで女性向けの髪型をお願いする際には、「女の子のヘアスタイルも似合いそうね?」「じゃあ わたし、今日はアナタが女の子のつもりでおしゃべりするから……」といった反応をされる演出があった。きぬよもカットリーヌも、『どうぶつの森』のキャラらしい優しさと温かさに満ちた反応をしていたが、一方で驚きや特別なリアクションがあったことは否めなかった。

しかし『あつまれ どうぶつの森』では、男キャラでスカートやワンピースを着ても、きぬよは特別な反応はせず「似合ってるね(looking sharp)!」など、肯定的なコメントを添えて褒めてくれるそうだ。驚きもせず特別扱いもされないわけだ。

Image Credit : Kotaku / 任天堂

実はこうした女装における要素は、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』でも導入されており、同作でも男キャラがスカートを履くことなどに違和感を抱かせる演出などはないという。リリース当初は、軽はずみにスカートを履いてみるとデフォルトのズボンがなくなり、スカートでの生活を強いられるうちに女装に目覚めたというツイートが話題となっていた。また同作では、いつでも見た目と性別を変更できるオプションを実装。ある意味ではこの時点から、性別の垣根をなくす動きがあったのかもしれない。

『あつまれ どうぶつの森』でも、その路線を継承。最初に設定として男性か女性かを尋ねられるものの、そしてその男女のタイプや髪型などは後から変更することが可能。より縛りのないロールプレイが可能となっている。そうしたコンテクストを把握していれば、きぬよが女装に驚かなくなったことも自然な演出と言えるだろう。最新作は、大きくコンテンツとしてパワーアップされているだけでなく、より自分らしくいられるゲームになるかもしれない。
【UPDATE 2020/3/20 8:40】
男女についての設定の記述を修正

『あつまれ どうぶつの森』は明後日3月20日に発売予定だ。

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