『Halo: Reach』PC版発売。Steamでは同時接続プレイヤー数が16万人を突破し、全体の4位に食い込む

 

マイクロソフトは12月4日、『Halo: The Master Chief Collection』のPC版をSteamMicrosoft Storeにて発売した。またこれに合わせて、Xbox One版を含む本作向けのDLCとして『Halo: Reach』もリリースしている。価格は各バージョン・ストア共通で、『Halo: The Master Chief Collection』が4212円、『Halo: Reach』が1150円。なお、PC版については現時点では『Halo: Reach』のみがプレイ可能である点に注意されたい。残る収録作品は2020年にかけて順次追加される。

そして本作のPC版のリリースを受けて、Steamでは同時接続プレイヤー数が16万人以上を記録していたことが明らかになった(Steam統計)。これはSteam全体で4位にあたる数字。不動の人気を誇るトップ3の『PUBG』『CS:GO』『Dota 2』とは数字に開きはあるが、『Destiny 2』や『GTA V』などを上回りランキングに食い込んだ形である。またTwitchでの視聴者数も、本稿執筆時点で『League of Legends』と『フォートナイト』の間に入る形で全体の3位となっており、注目度の高さがうかがえる。

『Halo: The Master Chief Collection』は、Xboxを代表するFPS『Halo』シリーズから、『Halo: Combat Evolved Anniversary』『Halo 2: Anniversary』『Halo 3』『Halo 3: ODST(キャンペーン)』『Halo 4』をまとめて収録するタイトルだ。67のキャンペーンミッションと、120以上のマルチプレイマップがプレイ可能である。

タイトル名のとおり、シリーズの主人公であるマスターチーフの物語を追うコレクション作品であるため、前日譚として惑星リーチでのノーブルチームの戦いを描いた『Halo: Reach』は収録されなかった。しかし、同作はファンの間でも屈指の人気を誇るため、マイクロソフトや開発を担当する343 Industriesには追加を要望する声が多く寄せられることに。そして2019年3月に、本作のPC向け移植と同時にDLCとして『Halo: Reach』のリマスターが発表された。キャンペーンのほか、マルチプレイや敵ウェーブと戦うFirefightなどもプレイ可能だ。

当時、コミュニティマネジャーのBrian Jarrard氏がピザを食べながら『Halo: Reach』の追加を発表したため、喜びに沸くファンたちが343 Industriesに大量のピザを送りつけたことも話題となった(関連記事)。これに対して同スタジオは、『Halo 5: Guardians』用にピザ柄の武器スキンを配布して感謝の気持ちを示している。

*Steam版を5時間以上プレイすると、『CS:GO』で使用できる『Halo』シリーズの楽曲や武器ステッカーがプレゼントされる。

なお、今回リリースされたPC版『Halo: The Master Chief Collection』では、マウス&キーボードでの操作はもちろん、4K UHDや上限なしのフレームレート、グラフィック設定やFOVカスタマイズなどPC向けに最適化。一部のタイトルを除きウルトラワイドモニタもサポートする。また、343 Industriesは現在Modサポートについても取り組んでいることを明かしている。当面はアンチチート機能を無効にした場合に、キャンペーン・カスタムモードに限りプレイヤーが独自にModを導入できるとのこと(Reddit)。

冒頭で述べたとおり、PC版では現時点では『Halo: Reach』のみがプレイ可能で、今後順次タイトルが追加されていく。次なる作品は、シリーズ1作目のリマスター版である『Halo: Combat Evolved Anniversary』で、2020年前半に配信予定とのことだ。また『Halo: Reach』についても、未収録の一部ゲームモードの追加が来年に計画されている。