『PUBG』パッチ5.2のPCテスト開始。アタッチメント自動装着や新たなランクシステムなど新機能が多数登場


PUBG Corp.は11月13日、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)のPCテストサーバーをオープンした(パッチ5.2)。現在テスト中のパッチ5.2では、車両のタイヤをパンクさせる新アイテム「スパイクトラップ」、ウェイポイント機能、アタッチメント自動装着機能の追加。新システム「PUBG ラボ」を介したランクシステムのテスト、Vikendiマップの改良など、さまざまな変化が加えられている。

ウェイポイントによる戦略的なプランニング

スパイクトラップは設置型アイテムであり(投擲武器スロット扱い)、上を通った車両のタイヤをパンクさせる。待ち伏せ時に使えそうなアイテムだ。なおタイヤをパンクさせるだけであり、車両自体にはダメージを与えず、発動回数は1個あたり1回のみとなる。ウェイポイントは、移動ルートの戦略的なプランニングを容易にする新機能。マップ画面にて、どこを経由して移動するのか、ルートを細かく設定できるようになる(最大4ポイントまで)。ウェイポイントはチームメイトと共有可能であり、DUOやSQUADでの連携が楽になるだろう。

自動アタッチメント装着機能は、アタッチメント入手時、使用中の武器に自動装着する新機能。自動アタッチメントのオプションは「アタッチメントをFキーで拾うと自動装着」「新しい武器に変更するときに自動装着」「インベントリが開いているときにアタッチメントを拾うと自動装着」の3タイプあり、それぞれオン/オフ設定がおこなえる。

実力にもとづくランクシステム

PUBG ラボ」はテストサーバーでのテストを補完する新システムであり、ライブサーバー上で試験段階のコンテンツをいち早く試すことができる。本番アップデート前のテストサーバー運用はこれまで通り継続しつつ、一般的なアップデートとは異なる新しい設定・機能を任意で試せる場として使われる予定だ。

PUBG ラボで検証される最初の新機能として、「Skill Based Rating」というランクシステムが紹介されている。既存の生存タイトルシステムは『PUBG』に投資した時間が評価の大部分を占めている。それに対し、新たにテストされるSkill Based Ratingは、プレイヤーの実力を証明するレーティングの作成が目標とされている。具体的には、マッチの順位、キル数、敵のレーティングなどの項目に応じてランクが変動する。

Skill Based RatingはPCテストサーバーで約1週間適用されたのち、PCライブサーバー上では11月26日~1月1日、コンソール版では11月26日~1月6日にかけて実装予定。メニュー画面のPUBG ラボというタブからSkill Based Ratingにオプトインすると、プレイヤーのゲームプレイが記録されはじめ、最初の5マッチプレイ後、ランクが上下するようになる。ランクはBronze、Silver、Gold、Platinum、Diamond、Masterに分かれており、さらにランクごとに5段階に分類されている。

Vikendiの移動改善

またパッチ5.2ではVikendiマップの地形改善やゲームプレイバランスの調整が施される。移動が困難であった雪原エリアに新たな道路を追加したり、マップ上の車両数を大幅に増やしたりと、より動きやすいマップが目指されている印象だ。急斜面の多い中央部のMount Kreznicに関しても、全体的な標高が下方修正されている。ブルーゾーンのバランスが調整されたほか、集落エリアに関しても、構造やアイテム数が全体的に見直された。これまでVikendiを敬遠してきた方にとっても、その変化ぶりを確認してみる良い機会だろう。

そのほかにもパッチ5.2では、水泳速度や最大潜水時間の上昇や、カスタムマッチの自由度向上が図られる。現在PCテストサーバーがオープン中であり、詳細はパッチノートより確認できる。