最大1000人でプレイするMMOシューター『Mavericks: Proving Grounds』開発中止。同作開発元Automaton Gamesの倒産により

Automaton Gamesは7月31日、同社が開発を手がけていたMMOシューター『Mavericks: Proving Grounds』の開発中止を発表した。資金不足により、開発が滞ったようだ。同作は昨年のE3にて、ティザートレイラーが公開。最大1000人という大規模な人数が銃で撃ちあうMMO、そして最大400人で戦うバトルロイヤルモードも実装される作品として、今年度リリース予定だった。

『Mavericks: Proving Grounds』はリリースに向けて、『Mavericks: The Forge』というタイトルで開発が行われていた。また開発協力者向けに、テストプレイも実施されていた。これは『Mavericks: Proving Grounds』からプレイ人数を1000人から400人へと縮小させ、バトルロイヤルモードのみを実装したプレリリース版である。テストプレイを通じてフィードバックを得ることで、ゲーム内容に改良を加えつつ、最大プレイ人数を1000人に拡張。最終的に“完成版”として、『Mavericks: Proving Grounds』というタイトルでリリースする方針だった。

『Mavericks: The Forge』では、週に1回という頻度でアップデートが適用されており、今月18日には「Mavericks: Post E3 Update」と題された動画が公開。これは昨年のE3での発表以降、同作に加えられてきた改善点や変更点をプレイ映像とともにおさらいするといったものであり、動画内ではパフォーマンス面の改良や、ポリゴン数の増加によるグラフィック向上などが報告されている。さらに今月26日には、「Alpha」と呼ばれる新たなアップデートの発表もしていた。順調とも捉えられる開発状況のなか、なぜ開発中止となってしまったのか。

公式サイトに掲載されたAutomaton Gamesからの声明によると、7月30日より、同社の業務、事業、および財産管理は英国勅許会計士協会ICAEWに所属するPaul Cooper氏、Paul Appleton氏の2人が行うという。この2名は破産管理人であり、Automaton Gamesの代理人に任命された。これは同社が破産したということを意味する。破産の原因については言及されておらず、『Mavericks: Proving Grounds』の製作が関与しているかどうかは定かではない。しかし結果的に資金不足が影響し、会社の倒産ならびに開発が中止となった形である。なお、同社が開発する人狼サバイバルゲーム『Deceit』については、今まで通りにプレイ可能となるよう、ライセンシングを進めているとのこと。

突然の報告となったAutomaton Gamesの倒産と『Mavericks: Proving Grounds』の開発中止。同作では大規模なマルチプレイを実現するため、テクノロジー企業Improbableが提供するSpatialOSを採用。さらにゲームエンジンにはCRYENGINEを使用していたという。また、頻繁なアップデートや、開発状況の進捗具合をうかがう限り、開発元がコミュニティの意見に熱心に耳を傾け、『Mavericks: Proving Grounds』の完成に向けて尽力していたことは想像に難くない。今後開発元には、また別の形で活躍してほしいと願うばかりである。

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