『ディビジョン2』エピソード1配信開始。DC郊外ミッションや低難度レイドが実装されたほか、各種スキルの大幅強化が適用

 

Ubisoftは7月23日、『ディビジョン2』のタイトルアップデート5/エピソード1の配信を開始した。ストーリーコンテンツとエクスペディションに関しては、イヤー1パス所有者向けに1週間の先行アクセス期間が設けられ、そのほかのプレイヤーは7月30日以降アクセスできるようになる。低難度レイド(ディスカバリーモード)は7月23日から全プレイヤー向けに開放される。

(2019/07/24 9:20 イベント情報加筆)またアップデート配信にあわせてアパレルイベント第三弾「ヒートウェーブ」が開幕。イベント限定の衣料品キャッシュより夏仕様の衣料品、武器スキン、エモートなど計40品が入手可能となっている。開催期間は8月15日まで。イベントキャッシュの鍵の入手方法は以下のとおり:

  • ウィークリー衣料品プロジェクトを完了: 各プロジェクト毎に4個
  • レベル30到達後、フィールドマスター達成毎に確率でドロップ
  • ダークゾーンマスター達成毎に確率でドロップ
  • プレミアムクレジットでの直接購入

 

DC郊外ミッションと低難度レイド

『ディビジョン2』では、イヤー1コンテンツとして3エピソードに分割されたストーリーミッションが追加されていく。今回配信されたエピソード1「DC郊外/エクスペディション」では、DC郊外に逃亡したエリス大統領、そしてアウトキャストのリーダー「エミリーン・ショー」の行方を追う2つのミッションが追加された。作戦基地のヘリポートから新しいロケーション「マニング国立動物園」「キャンプ・ホワイトオーク」に向かおう。

また今回のアップデートでは、DC郊外に出向くエクスペディションが追加された。ケンリー大学からの無線を傍受したエージェントたちが、生存者を救助すべく、新たな物語や収集アイテム、環境利用パズル、独自のボスシステムが待ち受けた未調査のロケーションに向かう。エクスペディションは3つのロケーションから構成されており、ひとつずつ順番にアンロックされていく。なおエクスペディションに付随したチャレンジ要素としてマスタリーシステムの導入が告知されてきたが、こちらは後日実装される。

新しく追加されたレイドのディスカバリーモードでは、「オペレーション:ダークアワーズ」レイドの低難度版が遊べる。ギアスコア500の報酬が確定でドロップするものの、レイド限定エキゾチック武器のイーグルベアラーやレイド限定のギアセットはドロップしない。それらを入手したい場合は、通常難易度のレイドを攻略する必要がある。

 

スキルビルドの大幅強化

今回のアップデートでは、スキルビルドの有用化を図るため、各種スキルおよびスキルModの攻撃力、回復量、クールダウン時間、持続時間などが大幅に上方修正されている。スキルの回転率が上がることでファイアフライが使いやすくなっていたり、シールドによる防衛力が高まっていたりと、使用頻度が低めだったスキルに目を向けてみる良い機会となるだろう。

スペシャリゼーション固有スキルModに関しても、ボーナス効果が大幅に強化されただけでなく、所要スキルパワーが0になったため、スキル特性を全く付けないビルドであっても、恩恵を得られるようになった。

またスキルのクールダウン短縮が廃止され、スキルヘイストに置き換わっている。以前のクールダウン短縮は、スキル再利用までのクールダウン時間そのものを短縮するもの。基本クールダウンが100秒だとしたら、クールダウン短縮50%=クールダウン50秒になる。一方のスキルヘイストは、1秒あたりのクールダウンタイマー進行を速めるシステム。基本クールダウンが100秒だとしたら、スキルヘイスト50%=クールダウン66.66秒になる(1秒あたり1.5秒相当のクールダウンタイマー進行)。

クールダウンの最短時間はこれまで10秒であったが、アップデート後は3秒に変更(ケミランチャーは8秒)。ギア特性やスキルModの組み合わせ次第では、驚異のスキル回転率を実現できるだろう。またクールダウン短縮の上限は+90%であったが、スキルヘイストでは上限が取り除かれている。

新しく追加されたエキゾチックグローブ「BTSUデータグローブ」も、スキルビルド用に作られたといっても過言ではない性能となっている。敵にステータス効果を付与するスキルと、与ダメージ用のスキルを組み合わせて使うことで高火力を出せるようなタレントが付いている。以下はBTSUデータグローブのタレント一覧:

「エレメンタル・ガジェットリー」:ステータス効果を与えるスキルに、+50%のステータス効果持続時間、+50%のスキルヘイストボーナス

「エネルギー・インフュージョン」:ステータス効果を付与すると、グローブが60秒間「注入」状態になる。その間はステータス効果付与中の敵に対し、ギアのユテリティ特性ひとつにつき+10%スキルダメージ、+10%スキル回復・修復、+10%スキル持続時間が加わる

「チャージ・プロキシ」:投擲系のスキルを投げると、着地から1.25秒後に爆発。半径6メートル以内にいる全ての敵に注入状態のステータス効果が波及する。注入されたステータス効果の影響下にある敵には、スキルダメージ+50%

※公開テスト時とは異なり、プレイヤーにはダメージが入らないようになっている

そのほかの主な追加・変更点は以下のとおり。各種スキルおよびスキルModの具体的な変更内容は、パッチノートより確認できる。

新クラシファイド任務
・ワシントン中央水族館とデータセンター(NSAサイトB13)のクラシファイド任務追加。

エキゾチック戦利品
・ヒロイック難易度のボスがエキゾチック装備をドロップするようになる(チーム共有可能)。最大ギアスコアのエキゾチック装備を入手する新しい方法となる。ドロップ対象となるのは、ドロップしたことのあるエキゾチック装備、設計図を保有しているクラフト型エキゾチック装備。レイド限定品のイーグルベアラーはドロップしない。

・最大ギアスコアに到達したエキゾチック装備の性能は、必ず最大値となる(ランダム性排除)。

 

新武器
・Diamondbackレバーアクションライフル(エキゾチック)

5ラウンド、100RPM
以下はタレント内容。

「アゴナイジング・バイト」:敵をランダムでマーキングする。マーキング済みの敵を攻撃するとクリティカルヒット確定かつ合計ダメージ+20%。その後マーキングが消え、他のランダムの敵にマーキングが移る。リロード時にもマーキング先が変わる。

「ディープ・ファング」:マーキングされた敵を5回攻撃すると、10秒間リロード速度+50%、合計ダメージ+20%、クリティカルヒット確定

「シェディング・スキン」:銃を構えている間、弾薬を装填するたびに+20%ボーナスアーマーを3秒間得る。銃を締まっている間は、リロードもしくは現在の武器を持ち替えるたびに+8%ボーナスアーマーを2秒間付与

・Carbine 7 アサルトライフル
30ラウンド、790RPM
「オーバーフロー」:空の状態からのリロード3回ごとに最大装弾数が+100%

・Stoner LMG
200ラウンド、580RPM
「オーバーウェルム」:制圧されていない状態の敵を1人制圧すると、+5%武器ダメージを10秒間付与。最大累積数は5回

 

フラッシュライト
・ピストルにフラッシュライトのアタッチメント追加。

ライオットフォームグレネード
・効果範囲が2mから3mに拡大。

TAC-50
・一発あたりのダメージ量を下方修正。

カルキュレーテッド(タレント)
・カバーからのキルにより短縮されるクールダウン時間が20%から10%に変更。また、これまでは武器キル時のみ発動していたが、キル方法を問わず発動するようになった。

 

設計図
・プロジェクト、ベンダー、コントロールポイント。どの入手ルートであっても、全設計図を揃えられるようになった。

・イナヤから、全キャラクター間で設計図を共有するためのパークを購入できるようになった(ワールドクラス1到達後に購入可)。

シェパード報酬システム
バックアップ要請に応えることで、シェパードとしての支持を得ていくシステム。支援相手と一緒に経験値を獲得することでアシスタントバーが溜まっていき、シェパードレベルが上昇する(シェパードレベルが上がると、衣類品がアンロックされていく)。さらに一定人数助けると、プレイヤー名の横にシェパードアイコンが表示されるようになる。

レイド関連
・クランリーダーボードにレイドクリア時間の項目が追加。クラン限定パーティーによるレイドクリア時間を競うもの。

作戦基地のリワーク
・ヘリパッド付近にも保管庫、クラフトステーション、再調整ベンチが追加された。

クラフトステーション
・クラフトステーションをギアスコア500までアップグレード可能になった。ワールドクラス5到達済みであればログインで自動アップグレード。ただしギアスコア490以上の武器・装備を所持している必要あり。

・最上級装備の分解時、ブランド素材が確定で入手できるようになった。

再調整
・クラフトした装備品を再調整用に使えるようになった。再調整材料としても、再調整先としても利用可能。

キャシー・メンドーサ
・キャシーがギアスコア500、ネームドアイテム、エキゾチック装備を販売するようになった。

コンフリクト
・放置プレイ(AFK)関連のエクスプロイトを修正。
・いくつかのロケーションで、カバー中にダメージを無効化できてしまう問題を修正。