『くまのプーさんのホームランダービー!』が2020年12月をもってサービス終了へ。スラッガーと化したプーさんの伝説に終止符

Yahooは7月3日、パソコン版Yahoo!きっずゲーム内で配信しているflashゲームについて、2020年12月の配信終了を告知した。配信終了作品の中には、カルト的な人気を誇っていたゲーム『くまのプーさんのホームランダービー!』も含まれている。

Yahooは7月3日、パソコン版Yahoo!きっずゲーム内で配信しているFlashゲームについて、2020年12月の配信終了を告知した。配信終了作品の中には、ネット上の一部でカルト的な人気を誇っていたゲーム『くまのプーさんのホームランダービー!』も含まれている。Yahoo!きっず内に掲載されたお知らせによれば、今回の配信終了には2020年末に予定されているFlashの開発/提供終了が関係しており、Flashゲームを継続して利用者に遊んで貰う方法を検討したものの、難しいことからFlashゲーム配信終了の判断が下されたそうだ。Yahoo!きっずで配信中のゲームでも、Flashを使用していないタイトルについては、2020年末以降も引き続き配信が予定されている。

『くまのプーさんのホームランダービー!』は、ディズニー提供の元、Yahoo!きっずでプレイ可能となっていたブラウザゲーム。ジャンルはスポーツ。難易度は星5で、名人向けと表記されている。プレイヤーはとても遠くまでボールを飛ばせそうにないフォームとは裏腹に、ありとあらゆるボールをホームランに変えていく名スラッガー「プーさん」を操作。千差万別の魔球を操り、頑なに負けを認めようとしない卑劣なロビンを筆頭に、プーさんの登場人物達と1対1の野球勝負を繰り広げる。ボールを見極め、マウスを使ってタイミングよくスイングし、ピッチャーが投げる弾のうち、規定の数以上をホームランにできれば各ステージはクリア。プレイすると貰えるはちみつを使ってミートやパワーなど、プーさんを成長させる要素もある。

一見すると子供向けのFlashゲームのようで、実際子供向けに作られたゲームであることは間違いないのだろうが、その見た目からは想像できない本格的なゲーム性と異様な難易度から、動画サイトや大手掲示板サイトなど、インターネット上の年齢層の高めのユーザーを中心にカルト的な人気を集めていた。一部ユーザーは、プーさんのことを“プニキ”と兄貴分のように呼んだり、対してクリアに必要なホームラン数が多く中々負けを認めないロビンを“ロビカス”と呼称するほど。ただし~カスという言葉は一般的には蔑称として用いられるので、使用には十分に注意されたい。また、動画上のコメントなどでは、誰かが『くまのプーさんのホームランダービー!』のURLを張ると、「ハランデイイ」と返すお決まりのミームまで存在していた。2020年12月までは、まだ1年以上の時間がある。本作をまだクリアしたことが無い方は、これを機にロビンを打倒してみるのも良いかもしれない。
【UPDATE 2019/7/3 20:20】
ロビンについての描写を変更しました。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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