ヤギたちが戦うFPS『Goat of Duty』7月10日にSteam早期アクセス販売開始。マップを軽やかに駆け、銃を撃ちまくるアリーナシューター

 

インディースタジオの34BigThingsは7月2日、現在開発中の『Goat of Duty』について、Steamでの早期アクセス販売を7月10日に開始すると発表した(日本では7月11日発売)。本作は、Goat=ヤギたちが銃で戦うマルチプレイFPS、もといFGS(First Goat Shooter)である。

『Goat of Duty』は、パワフルな武器とハイペースなアクションを駆使して戦うアリーナシューターだ。ただし、キャラクターはヤギ。核による事故が発生して人間を超える知能を獲得したとか、人間がヤギのために強力なメカを与えたとか、あるいはヤギこそが最強の戦士である並行宇宙を舞台にしているなど、「なぜヤギなのか」に関してはさまざまな説が唱えられている。ともかく、キャラクターごとの性能の違いや、スキルの組み合わせ、戦略的なチームプレイなど“ナンセンスな要素”を気にすることなく、とにかくヤギでヤギを撃ちまくれという分かりやすい作品とのこと。

早期アクセス開始時には、Free For All・Gun Deathmatch・Herd Wars(Team Deathmatch)・Fus Ro Arenaの4つのゲームモードが用意され、最大10人で対戦可能。Fus Ro Arenaは本作独自のモードで、Fus Ro Bleatという敵を吹っ飛ばせる特別な銃を装備してプレイする。マップ内には電気が流れていたり、針がついていたり、あるいは炎の出ているオブジェクトが多数設置されており、Fus Ro Bleatで敵をこれらのオブジェクトに衝突させてダメージを与えていく。また、空に浮かぶマップの外に吹っ飛ばすことも可能だ。

*Fus Ro Arenaモードのトレイラー

マップは6種類あり、いずれも各ゲームモードにて選択可能。農場のような場所や、宇宙ステーション、山岳地帯などがあるようだ。高低差のあるマップが多く、ヤギならではの跳躍力で駆け上がっていくことができる。ヤギの背中に装備する武器は、マシンガンやスナイパーライフル、グレネードランチャーなど7種類。そして25種類以上のヤギスキンが用意され、レベルアップ時にアンロックして着せ替えすることが可能だ。

『Goat of Duty』のSteamでの早期アクセス販売は3〜4か月間ほどを予定しており、この間にプレイヤーからのフィードバックを得ながら開発を進め、同時に新たなマップやゲームモード、武器、スキンを追加していくという。なお、早期アクセス時の本作の価格は6.99ドル(約750円)となるが、正式リリースに合わせて値上げすることも示唆されている。また、本作はUnreal Engine 4で開発されておりコンソールへの移植は容易であるため、今後PS4/Xbox One/Nintendo Switchや、iOS/Android向けにリリースすることも検討しているとのことだ。