レベルファイブは6月11日、ファンタジーRPG『二ノ国 白き聖灰の女王 REMASTERED』を正式発表した。『二ノ国 白き聖灰の女王 REMASTERED』は2012年に発売された『二ノ国 白き聖灰の女王 オールインワン・エディション』の4K対応リマスター版だ。対応プラットフォームは、PlayStation 4/Steam。価格は税込み5940円。発売は2019年9月20日が予定されている。なお、Nintendo Switch向けにも『二ノ国 白き聖灰の女王 for Nintendo Switch』が発表されており、こちらは720p/30fpsの対応となるようだ。合わせて公式サイトとアナウンストレイラーも公開中となっている。
リマスター元となるオリジナルの『二ノ国 白き聖灰の女王』は、2011年に発売されたPS3向けファンタジーRPG。開発をレベルファイブが担当し、シナリオをレベルファイブの日野晃博氏、アニメーション作画をスタジオジブリが手掛けた作品だ。舞台となるのは、現実とは異なる時間軸にあるパラレルワールド「二ノ国」。主人公の少年オリバーは、母を喪ったことをきっかけに「一ノ国」と呼ばれる現実世界から、魂が繋がっているという表裏一体の並行世界「二ノ国」へ旅立ち、「二ノ国」を脅かしている「ジャポー」を倒せば母を救えるかもしれないという言葉を信じて、母を助けるために奮闘する。
特徴的なのは、スタジオジブリが描き出すアニメーションをゲーム内で動かすことを目指して開発されたグラフィックで、久石譲氏が音楽を担当していることも相まって、ジブリ作品をゲームとして動かしているような体験が味わえる点だった。ストーリーは「二ノ国」シリーズの1作目としてニンテンドーDS向けに発売された『二ノ国 漆黒の魔導士』と基本的に同じ。『二ノ国 漆黒の魔導士』からは、タッチペンを使う要素などがPS3向けに変更。追加要素として新たなキャラクターが登場し、DS版からはボスも変更されていた。また、続編として『二ノ国II レヴァナントキングダム』が2018年にPlayStation4/PC向けに発売されている。
今回発表された『二ノ国 白き聖灰の女王 REMASTERED』では、前述のとおり新たにテクスチャを高品質化し4Kのグラフィックに対応。オリジナルのグラフィックよりも質感や光と影の表現などがより一層鮮明に描かれており、オリバーの旅路を克明に映し出すことだろう。また、『二ノ国 白き聖灰の女王 オールインワン・エディション』に収録されていたイージーモードや、ダウンロードコンテンツなどもすべて実装されている。