販売自粛していたPS4『JUDGE EYES:死神の遺言』、7月18日に「新価格版」として再販決定

 
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セガゲームスは5月21日、『JUDGE EYES:死神の遺言』を7月18日に『JUDGE EYES:死神の遺言 新価格版』として再販すると発表した。同作は、出演者であるピエール瀧被告の逮捕を受けて、2019年3月13日より出荷及びDL販売の自粛をしていた。キャラクターのモデルの差し替えなどが終わり、7月18日より装い新たに発売されることになる。価格は税別4540円。

『JUDGE EYES:死神の遺言』は、龍が如くスタジオが手がけるリーガルアドベンチャーゲーム。2018年12月13日にPlayStation 4向けに発売された作品だ。木村拓哉氏演じる元弁護士で探偵の八神隆之となり、弁護士時代に関わった曰く付きの事件の真相に迫っていく。東城会系三次団体松金組の若頭・羽村京平とピエール瀧氏がキャスティングされており、同氏が3月12日の夜に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことにより、販売自粛するに至った。

オリジナルの羽村京平

このモデルの差し替えの対応については、非常に迅速にとりおこなわれたようだ。販売自粛の翌週である3月21日には、6月25日発売予定の欧州版については、モデルを差し替えて発売すると公式声明。4月6日時点では、名越稔洋総合監督がIGN Japanに対し差し替え作業は終わっているとコメント。事件発生後から、スピーディに方向性が決まっていったという。モデルの差し替えや日本語音声の収録だけでなく、ムービーのベイクやスマホのテクスチャ、トロフィーのモチーフなど多岐にわたる点を手直ししたそうだ。なお、新たに羽村京介役を演じるのは、俳優だけでなく声優としても活躍する田中美央氏である。

新価格版においては、アップデート配信にて配布されたバランス調整アップデート、「EXTRA EASY(バトル簡単入力)」および、デジタルコンテンツ「新米探偵パック」「真相究明パック」「ドローンレーサー支援パック」「仙人支援パック」「名探偵支援パック」を含んでいるほか、セーブデータの互換が初版とないことも注意点としてあげられている。

IGNではすでに、差し替え前と差し替え後の比較動画が投稿されている。モデルが変わったということで、顔つきや雰囲気が異なっている。音声をまじえたセリフの演じ方などによって、さらに相違点が確認されていくだろう。

『JUDGE EYES:死神の遺言 新価格版』は、7月18日に発売予定だ。価格は税別4540円となる。
ちなみに、龍が如くスタジオの佐藤大輔氏は、強制アップデートで顔を差し替えるのをやめてほしいと願うユーザーに「それはないのでご安心ください」とコメントしている。

【UPDATE 2019/5/21 18:00】
初版のアップデートについて加筆