物流&産業経営シミュレーション『Rise of Industry』5月2日に正式リリースへ。モノを管理し街を発展させろ

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インディースタジオDapper Penguin Studiosは2月22日、Steamitch.ioで早期アクセス販売中の『Rise of Industry』を、現地時間5月2日に正式リリースすると発表した。同作は2018年2月より早期アクセスが続けられてきたが、フルリリースを果たすことになる。なお以前より、ゲームの価格は値上げされる予定があることが示唆されている。

正式リリースにあたっては、資源や製品、建物など、多くの新要素が追加されるとのこと。またコンテンツの追加だけでなく、ゲームの既存コンテンツも洗練させるという。あわせて、正式リリース後も開発を続けていく意向があることを表明した。正式リリース後に休息をとった後、アップデートを続け多くのコンテンツを追加していくという。バージョンこそ1.0になるが、これが完成を意味するわけではなく、今後もフィードバックを受けゲームを改善していくそうだ。

『Rise of Industry』は、物流や産業に焦点を置いた経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは20世紀初期を生きる新米実業家となり、街を成長させていく。街の資本となる産業を、物流を調整し発展させていくことで、街の規模の拡大を目指す。建物を建築し道路を設置、物流ルートを確保する。原材料の収穫から加工、製品の売出しまで全体のプロセスを調整可能。

産業のジャンルは多岐にわたる。たとえば果樹園を作り、任意の果物を街に出荷することスーパーにて商品として販売される。伐採所を作りそこから樹を切り、それを加工所へと運び込み、ほかのガラスなどと組み立てて家具として出荷することもできる。できた製品を海外に輸出することも可能なので、どんどん経済を活性化させるのだ。ただし、ゲーム内には在庫や需要いった概念が存在している。どの材料を出荷し、どのルートで届けるか。そして材料および製品は飽和していないか。需要と供給のバランスを考えつつ、調達ルートなども確保しながら、商業を発展させていく必要があるのだ。

本作は、かわいらしいビジュアルや細やかな設定が可能な商業シミュレーションとして一定の評価を獲得した。一方で、物流面でのバランス面での調整不足や、かゆいところに手が届かない仕様など課題もあり。Dapper Penguin Studiosもこうした部分を理解しており、ユーザーのレビューやフィードバックに耳を傾けて、ブラッシュアップをはかってきた。たとえば、つい先日実施されたアルファ10アップデートでは、物流の鍵を握る交通面での大幅の見直しおよび改善がはかられた。チームは少人数規模であるので段階的になるが、課題認識と改善への取り組みは製品版リリース前も後も進められるようなので、期待しておこう。

『Rise of Industry』はPC向けに販売中。ゲーム内の一部のテキストが翻訳される有志による非公式日本語Modも存在しており、チュートリアルなど基本的な要素は日本語で理解することができるので、正式リリース前の購入を検討してみるといいだろう。

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