『チームソニックレーシング』さらなるクオリティアップのため、今冬予定から2019年へと発売延期。海外では来年5月予定と発表


セガゲームスは10月26日、PlayStation 4/Nintendo Switch/Steam向けに開発中の『チームソニックレーシング』の発売時期について、これまで予定していた「今冬」から「2019年」に変更すると発表した。その理由として同社は、ゲームのさらなるクオリティアップのためだと説明している。なお、海外では新発売日は2019年5月21日と案内されており、小さくない規模の延期となることがうかがえる(ちなみに海外ではXbox One版も発売予定)。国内での新発売日についてセガは、一日でも早くお知らせできるよう現在準備を進めているとコメントしている。

『チームソニックレーシング』は、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズをテーマにしたレースゲームで、そのタイトルが示すように本作はチーム戦を特徴とした作品となっている。謎の人物ドドンパからのグランプリレースへの招待を受けたソニックは、テイルス、ナックルズと共に「チームソニック」を結成して参戦。そのほかにも、シャドウ・ルージュ・オメガの「チームダーク」や、エミー・チャオ・ビッグの「チームローズ」、ブレイズ・シルバー・ベクターらの「チームベクター」など、ソニックシリーズのキャラクター15名がチームを組んで登場する。

キャラクターらの車は、最高速のもっとも速いスピードタイプ、悪路に強くリングを吸い寄せる能力も持つテクニックタイプ、敵車に体当たりして妨害できるパワータイプに分かれており、チームソニックであればソニックがスピードタイプ、テイルスがテクニックタイプ、ナックルズがパワータイプとなっている。なお、レースにあたってはキャラクター単位で選択して、好きな組み合わせの3人チームを作成できるため、どのようなタイプの組み合わせにするのかは重要な要素となるだろう。またレーシングカーは、ゲーム内でアンロックしたパーツを使って性能や見た目をカスタマイズ可能だ。

レース中はチーム内での連携が可能で、たとえばスピンして減速したチームメイトの横をかすめるようにして通ると、その仲間は加速を得ることができるタッチダッシュがある。そのほかにも、チームメイトのスリップストリームを利用するラインブーストや、コース上で取得したアイテムを交換することも可能。こうした技を使いゲージを溜めると、強力な加速を得るアルティメット・ブーストをチーム内の全員が使用できるようになる。

ゲームモードは、チームアドベンチャーモード・グランプリモード・エキシビジョンモード・タイムトライアル・チャレンジモードがあり、チャレンジモードでのオンライン対戦は最大12人をサポート。チームアドベンチャーモードは、制限時間内でのリングの獲得数を競ったり、ドリフトでポイントを稼ぐなどのミッションをこなしながらストーリーを進めていくモードだ。こちらはローカル協力プレイに対応する。

本作は、『ソニック&オールスターレーシング TRANSFORMED』などを手がけセガとも縁の深いSumo Digitalが開発を担当している。高い評価を得た同作以来4年ぶり(海外では6年ぶり)となるソニックのレースゲームとして期待を集めていただけに延期は残念だが、高いクオリティに仕上がることを期待して待ちたい。