3Dアニメーションノベル『マヨナカ・ガラン』PS4/Nintendo Switch/Steamにて発売。死に急ぐ生者と満たされる死者をめぐるオカルトホラーノベル

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パブリッシャーのUNTIESは10月4日、オリジナル同人ゲーム制作サークルCAVYHOUSEが開発した3Dアニメーションノベルゲーム『マヨナカ・ガラン』をPC(Steam)/PlayStation 4/Nintendo Switch向けに発売した。価格は、いずれのプラットフォームも1200円(税込)。なお、Steamストアでは英題の『The Midnight Sanctuary』と表記されている。

『マヨナカ・ガラン』の舞台は、そのむかし迫害を受けるキリシタンたちが作り、独自の怪しげな伝承や儀式を受け継いできた大臼村。外の世界から閉ざされた村だったが、時代は流れ、村人たちは村おこしに乗り出す。村には壮麗な聖堂などがあり、村長の息子である大臼寿安と、神父の岡田黒州は、大臼村を日本では珍しいキリシタン村として売り出すことを考案。そこで、村の歴史や伝承を整理するために招かれたのが、牧師であり郷土史の研究をしている主人公の橘はももるだ。

村人たちと接する中で、はももるは彼らの度を越した聖人信仰に気づくことになる。大臼村ではかつて飢饉に陥ったことがあり、その際に村を救ったのはたまたま村を訪れていた客人だった。それ以来、外から来た人間をマレビトとして崇拝する習わしがあるという。ちょうど、はももるよりも先に村を訪れていた“赤い少女”もまた、村人からの崇拝を受けていた。さらに謎の“白い少女”も来訪。そして村が狂騒となるなか、はももるはこの村のもうひとつの顔を知ることになる。この村には、歩く死人がいるのだという。そしてはももるは、次々に起きる不可解な事件に翻弄されてゆく。

本作はフル3Dアニメーションで表現されており、二次元とも三次元とも付かない、切り絵のような独特の美しいグラフィックスタイルが特徴だ。また各キャラクターの会話は、実力派の声優陣によるフルボイスで楽しめる。なお、Steamでは体験版も配信中で、こちらはVRでのプレイにも対応している。今回発売された製品版は現時点ではVR非対応だが、今後配信するアップデートにてHTC Vive/Oculus RiftおよびPS VRへの対応を予定しているとのことだ。また、DLsiteではVR対応の本作の同人版が販売中である。

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