『Hunt: Showdown』Steam無料ウィークエンド&セール開催。怪物を狩り、人間に狩られるPvPvEのハンティングFPS

 

Crytekは8月10日、『Hunt: Showdown』のSteam版を無料で遊べるフリーウィークエンドを開始した。開催期間は日本標準時8月14日午前2時(太平洋夏時間8月13日午前10時)までの予定となっている。対応プラットフォームはWindows(Steam)。通常販売価格は3300円で、8月14日までは20%オフ(2640円)のセールも実施中だ。本作は2018年2月に早期アクセス販売が開始されたPvPvEのマルチプレイFPS。モンスターの巣窟と化した19世紀末ルイジアナの沼地にて、怪物を狩るバウンティハンターたちが賞金首を狙って競い合う(日本語非対応)。

※8月に公開されたチュートリアル動画

ゲームの目標は、ターゲットとなるAIボスクリーチャーを倒し、戦利品を脱出口まで持ち帰ることである。各マッチには2人1組、最大10人が参加する。他プレイヤーと組まずソロチームで挑むことも可。マッチ中のリスポーンは無しで、チームが全滅すると敗退となる。まずは、それぞれ性能・装備が異なるハンター(操作キャラクター)を雇うところからスタート。マッチを生きて終えればレベルアップして性能を強化したり、報酬として得た資金を使って武器やツールを購入できるが、マッチ中に死亡するとそのハンターは使えなくなる。また新しいハンターを雇用するところから始めるのだ。金欠になった場合は、無料で雇えるかわりに装備制限のあるレベル0ハンターを使って地道に経験を積んでいくこととなる。

ターゲットは1平方キロメートル規模のマップのどこかに潜んでおり、各プレイヤーはターゲットの痕跡を探すことで居場所を特定していくこととなる。異世界物質を探知するダークサイトを発動することで、痕跡の場所を確認。痕跡に触れるごとにターゲットの居場所が少しずつ絞り込まれていく(ターゲットがいないエリアがマップ上でグレーアウトされていく)。プレイヤーは物資を揃え、モブ敵や他のハンターから身を守り、手がかりを集めながらターゲットに接近。居場所が特定されるにつれて、少しずつ他ハンターとの接触確率が高まっていく。

ターゲットは巨大スパイダーやブッチャーといった手ごわい相手であり、十分に準備してから戦いを挑むことが望ましい。他ハンターの乱入にも要注意だ。見事ターゲットを倒すと、戦利品の回収フェーズに入る。戦利品を回収するには、ターゲットが消滅しきるまで待つ必要がある。このフェーズに入ると全プレイヤーのマップに消滅場所が表示されるため、他ハンターの襲撃に備えねばならない。

そして最終的に戦利品を手にしたチームは、マップ最端の脱出口にたどり着くため逃亡を開始する。戦利品所持者の現在地は他ハンターの画面に表示されるため、そう簡単にはマッチを終えられない。ただし戦利品所持者は計20秒間だけ、ダークサイド発動中に他ハンターの居場所を確認できる。この力をうまく使って襲撃を避けるか、先手を打つかして最後の山場を切り抜けるのだ。戦利品所持者が脱出エリアにたどり着いてから一定時間経過しないとマッチは終了しないので、勝負がどう転ぶかは最後の最後までわからない。

武器の挙動はリアル志向。ボルトアクションライフル、ソードオフ・ショットガン、ドイツ製のセミオートピストルといった19世紀末の旧式銃器が揃っており、どれも一発の重みを感じさせる。弾薬は補充できるとはいえ、一度に持ち運べる数は限られている。発砲音で自分の居場所を知らせないよう、無駄な交戦は避けたいところだ。また体力値は複数のゲージに分割されており、区切り目を下回ると、回復アイテムを使っても、その区切り目までしか回復できなくなる。ダメージ覚悟のごり押しを続けているとジリ貧になるということだ。

※7月のアップデート2.1で追加されたクロスボウ、Silencer付の銃器、斧、投げナイフなど

ルイジアナの沼地で出会う怪物は、ゾンビ化した人間「Grunt」、体内の巣から虫を飛ばしてくる「Hive」、頭部の欠けた大男「Meathead」など、不気味な個体ばかり。おぞましいモンスターデザイン、ライティング、そして鳥肌が立つようなサウンドデザインが「アメリカ南部の沼地」という設定にリアリティを与えるとともに、プレイヤーにとっての貴重な情報源として機能している。銃声、足音、動物の鳴き声、モンスターのうめき声、ハエがむらがる音。犬小屋に近づくと犬が吠え始め、倒れた馬に近づくと断末魔の叫びをあげる様。他プレイヤーに気づかれたくない場合は、一歩一歩、周囲の環境に注意しながら移動するべきだろう。

怪物を狩り、人間に狩られる『Hunt: Showdown』。リリース当初はとにかく最適化不足とマッチングの問題に悩まされていたが、パフォーマンスパッチを含む複数回のアップデートにより改善傾向にある。