PS4版『ワンダと巨像』本日発売。フルリメイクで美しく蘇った名作、フォトモードも搭載


ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2月8日、『ワンダと巨像』をPlayStation 4向けに発売した。価格は通常版が5292円で、ゲーム内アイテムやPS4用スペシャルテーマ・アバターセットが付属するデジタルデラックス版は6372円となっている。また、両バージョン共に2月21日までにダウンロード版購入すると、早期購入特典としてゲーム内アイテムなどがプレゼントされる。本作は2005年にPS2向けに発売され、のちにHDリマスターされPS3版が発売された『ワンダと巨像』をフルリメイクした作品である。

本作の主人公ワンダは、魂を失ってしまった少女を救うために、愛馬アグロと共に古の地を訪れる。この広大な古の地には、ワンダの何十倍もあろうかという大きさの巨像が棲んでおり、少女の魂を取り戻すためには全16体いる巨像を倒さねばならない。巨像は、剣を掲げ集まった光が指し示す方角にいる。それぞれ人型のものもいれば、動物や竜のようなものまでさまざまな外見をしており、その行動パターンも異なる。プレイヤーは襲いくる巨像にしがみつき、よじ登り、見出した巨像の急所に渾身の一撃を与えるのだ。

今回のフルリメイクは、PS3へのHDリマスターを担当したBluepoint Gamesがおこなっている。オリジナル版をもとにすべての表現が見直され、細かいディテールからキャラクターのアニメーション、美しいライティングまで、PS4向けとして相応しい現代的なビジュアルに仕上がっている。その美しさをより堪能できるようフォトモードが追加されており、カメラの位置や各種フィルターを調整して自分だけの一枚を撮影することが可能だ。またPS4 Proでプレイする場合は、4K HDRにも対応し30fpsで描画される解像度優先モードと、60fpsで滑らかに描画されるフレームレート優先モードとを切り替えることができる。

ちなみに『ワンダと巨像』のオリジナル版には、収集要素のような形で「果樹」や「トカゲの感知石」が存在したが、それらは今回のPS4版にも収録されている。しかしそれだけではなく、新たな収集要素が追加されているようだ(Eurogamer)。マップ内の各所には光るコインのようなものが隠されており、先行して発売された海外ではすでにその在処について検証が始まっている。こうした点にも注目して楽しんでみてはいかがだろうか。