フルリメイクで蘇る『聖剣伝説2 SECRET of MANA』スーファミ版からどのように変わったのか、ファンによる比較映像が登場

アメリカ・シアトルで先日開催されたPAX Westで、スクウェア・エニックスは『聖剣伝説2 SECRET of MANA』のPlayStation 4版のゲームプレイ映像を初披露した。本作は、1993年にスーパーファミコン向けに発売されたアクションRPG『聖剣伝説2』を、PC/PS4/Vita向けにフルリメイクで移植している。

今回披露されたのは英語版での序盤のシーンだったが、リメイク作品となるとオリジナルのスーパーファミコン版からどのように変わったのか気になるところだ。YouTubeユーザーのCycu1氏が、今回の映像とSNES(海外版スーパーファミコン)版のゲームプレイを並べた比較映像を投稿している。

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本作ではビジュアルを3Dグラフィックで全編リニューアルしているが、両者を見比べてみると、イベントシーンやマップの構成、また建物やオブジェクトの位置などをほぼ忠実に再現していることが分かる(画面右上のミニマップは2Dでオリジナル版の見た目に近い)。一方、重要な会話シーンでは3Dであることを活かしてカメラが寄り、さらにキャラクターには細かい演技をさせており、ここは大きく異なる部分だ。これによってイベントがよりダイナミックに表現されている。なお、この動画では音声が差し替えられているが、リメイク版は実際はフルボイスでキャラクターが喋っている。また、BGMは全楽曲アレンジされたものが収録され、SEはリマスターが施される。

オリジナル版のゲームプレイを忠実に再現しつつアレンジを加えていることがよく分かったが、リニューアルされたグラフィックについては、YouTubeのコメント欄を見るとオリジナル版の方が良いというコメントで多くが占められている。もともとのドット絵グラフィックが非常に美しい出来だったということもあるが、リメイク版の3Dグラフィックはカジュアルなスタイルで、イベントシーンではせっかくフルボイス化したのに口が動かないことも目につく。スクウェア・エニックスは過去に『ファイナルファンタジーIII』などをニンテンドーDS向けに3Dリメイクし、のちにモバイル向けにも移植したが、本作のグラフィックスタイルはそれに似ており、コメントの中にはモバイル向けリメイクのようだと揶揄する声もある。

そのほか両者の違いとして挙げられるのは、キャラクターのセリフ(字幕)だろう。喋っている内容として大きな違いはないものの、リメイク版ではより具体的に語っていたり表現を変えたりしており、結果的にほとんどの場面で文字数が増えている。オリジナル版の英語ローカライズを担当したTed Woolsey氏はSquare Havenとの1999年のインタビューの中で、字幕に使用できるメモリがほとんど残っておらず、何度も翻訳し直したものの結局かなりの部分で省略を余儀なくされたと語っている。今回のリメイクではメモリはもちろん解像度の面でも余裕ができたため、より忠実な翻訳に差し替えられたものと思われる。Woolsey氏は現在『State of Decay』で知られるUndead Labsに勤めているため今回のリメイク版には関わっていないだろうが、もしかすると当時ボツになった翻訳が活用されているのかもしれない。なお、日本語版のセリフについては変化があるのかどうかは不明だ。

グラフィック面については思わぬ反響を呼んでしまったが、本作はオリジナル版を思い起こさせるゲームプレイと、会話シーンなどの大胆なアレンジにより、従来のファンはもちろん新たなファンにもアピールしようという方向性でリメイクしているようだ。本作は2018年2月15日に発売予定となっている。

ちなみに、オリジナルのドット絵の『聖剣伝説2』としては、Nintendo Switch向けに発売された『聖剣伝説COLLECTION』に収録されているほか、iOS/Android向けにも移植されている。

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