『マインクラフト』家庭用機版のアップデート実施。ニンテンドースイッチ版はTVモードでも1080pで動くように

 

マイクロソフトと4J Studiosは、海外にてコンソール版『マインクラフト』におけるアップデートを実施した。対象となるのはPlayStation 4/PlayStation 3/PlayStation Vita/Xbox One/Xbox 360/Nintendo Switch/Wii U。

今回のアップデートにおけるポイントは、ネザーやマッシュルームアイランドバイオームの影響を色濃く感じさせる「BIOME SETTLERS PACK 2」の追加や、「グライド ミニゲーム」における新たなマップの追加だ。そのほか各コンソールに対応した細かいバグやグリッチなどが数多く修正されている。内容としてはマイナーアップデートに近い内容となるが、ニンテンドースイッチユーザーにとっては大きな意味があるかもしれない。

というのも、今回のアップデートによって、ニンテンドースイッチ版がTVモードにて1080pで動作するようになったからだ。以前弊誌ではニンテンドースイッチ版『マインクラフト』はTVモードで解像度720pでしか動作しないことを報じた。PC版やPlayStation 4版、そしてXbox One版が1080pという“より高い解像度”で動く以上、ほかの据置機に似た形態の遊び方であるニンテンドースイッチのTVモードにて720pで動作することに、海外では不満の声もあげられていた。マイクロソフトはこのパフォーマンスの問題について、ハードウェアのスペックが原因ではないと述べ、将来的な変更を示唆していた。発言から2か月半が経過した7月26日に、その改善予告が実行された形だ。

いわゆるバニラ状態の『マインクラフト』のビジュアルは、グラフィックへの細かい描き込みなどを売りにしているわけではなく、720pでもそれほど解像度の制限を感じずに遊べるだろう。しかし、1080pという高解像度で遊べるのはユーザーにとって嬉しい限りだ。どのような事情があったにせよ、アップデートで動作解像度を向上させるという作業は決して容易ではなかったはずだ。『マインクラフト』フランチャイズの人気は、こうした地道なアップデートによって支えられているのだろう。