飛べない鳥が華麗に技を決めるスケボーゲーム『SkateBIRD』開発中。『トニーホーク』風操作を採用し、文具のスケートパークを滑る

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第588回目は『SkateBIRD』を紹介する。

アメリカ・シアトルに拠点を置くインディースタジオGlass Bottom Gamesが、スケボーゲーム『SkateBIRD』をPC(Windows/Mac/Linux)向けに開発中だ。そのタイトルからうかがえるとおり、鳥のキャラクターでスケボーをするスポーツゲームである。

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主人公の鳥はスケボーが大好き。彼は飛ぶことができないが、スケボーでなら宙を舞うことができる。そんな彼にはスケボー仲間の親友がいたが、仕事のせいで滑るのをやめてしまい、彼はひとりぼっちになってしまった。そんな寂しい状況を得意のスケボーの力でなんとかしよう、というのが本作のバックストーリーである。

ゲームプレイの舞台となるのは、一般家庭の机の上。スケートパークらしくランプなども配置されているが、小さな鳥の主人公にとっては鉛筆やホチキスなどの文具もトリックを決める格好のオブジェクトとなる。EAの『Skate』シリーズのようなアナログスティックを駆使する操作ではなく、シンプルなボタン操作を採用。開発元Glass Bottom Gamesは「Tonyとかいう鷹(Hawk)も気にいるだろう」とコメントしており、Activisionの『Tony Hawk’s Pro Skater』シリーズのプレイヤーにとって馴染みのある操作システムとなる。本作の主人公が鳥なのは、Tony Hawk氏の愛称がBirdmanであることも関係しているのかもしれない。

スケートパーク内には、『Tony Hawk’s Pro Skater』シリーズでお馴染みシークレットテープも隠されているとのこと。ただし、ビデオテープではなくセロハンテープになるそうで、文具に囲まれた世界観を守っている

公開された映像では、穴あけパンチの傾斜を利用して飛び、消しゴムの上に並べられた鉛筆でグラインドしたり、キックフリップしたりと、見た目はカジュアルだが本格的なスケボーゲームを目指していることがうかがえる。映像にはないが、マニュアルも実装されているそうだ。グラインド中は、バランス操作をおこなうスケボーゲームならではの表示も確認できる。一方、オーリーした際や大きくジャンプするとパタパタと羽ばたき、飛べないながらも、若干ではあるが滑空するような形となるのが特徴的でなんともかわいい。

スケートパークにて指定のチャレンジをこなすことで、鳥界のSNSであるTweeterでのフォロワーが増え、同時にスケートパークに遊びに来る友鳥を作ることができる。そして、新たなスケートパークをアンロックしていくというのがゲームプレイの流れとなる。スケボーイベントを開催することもできるそうだ。なお、キャラクターカスタマイズでは、体の色や模様を変えたり、頭に乗せるアイテムの変更が可能。一般的な鳥の羽根の模様は網羅したいとしているが、一方で鳥の種類自体を変更することはスケーティングに影響するため現時点では考えていないとのこと。

スケボーゲームというと、かつては前述した『Tony Hawk’s Pro Skater』シリーズや『Skate』シリーズが人気を博したが、いずれも長らく続編は出ていない。『Skate』シリーズの後継となり得そうなタイトルというと、creā-ture Studiosがリアルなスケボー体験を目指して『Session』をPC/Xbox One向けに開発中(関連記事)。一方、Tony Hawk氏はActivisionとの契約を終了し、新たにモバイル向けの新作を計画しているという。『SkateBIRD』がこれらのファンに受け入れられる作品となるのかどうかは未知数だが、見た目とは裏腹に本格的なスケボーゲームとなることを期待したいところ。

なお、公開されたトレイラーは開発初期のゲームプレイ映像で、グラインドに移行したりスタンスを切り替えた際のぎこちないアニメーションや、ヴァートランプで大きく飛んだ際のカメラ位置など、まだまだ改善を施していくとのこと。また、発売までにはトリックの種類を増やし、発売後にはパークエディターの提供も計画している。本作は2019年にSteamにて発売予定。ストアページには「Coming Soon-ish」とあるので、早い時期に配信されそうだ。開発元Glass Bottom Gamesは、ローンチ後のコンソールへの移植にも意欲を示している。

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