『セインツロウ』はとにかく自由。自分自身も拠点もビークルも、自由に飾り楽しむキミだけのギャングライフ

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PLAION(旧Koch Media)は8月23日、オープンワールドクライムアクション『セインツロウ』を発売する。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。本作は2006年から続く『セインツロウ』シリーズのリブート作品だ。シリーズおなじみのブラックユーモアや“おバカ”なノリ、豊富なカスタマイズ要素などはそのままに、新たなキャラクターたちによる「セインツ」の物語が描かれる。

今回、筆者はPLAIONより本作のPS5版を先行してプレイする機会をいただいた。本作をプレイした感じたのは、「とにかく自由」な作品だということだ。キャラクタークリエイトや拠点、乗り物といった要素には膨大なカスタマイズ箇所があり、自分の思い描く“自由”なギャングを作り出すことができる。また、セインツがギャングとして成り上がっていくまでの物語も、ブラックユーモアやシリアス、おバカなノリをごちゃまぜにした、ある意味で非常に“自由”な内容である。そんな『セインツロウ』の自由さが、本記事から伝われば幸いだ。


自由でおバカなクライムアクション

『セインツロウ』の舞台はアメリカ南西部の架空の都市サント・イレソ。主人公は友人であるケビン、ニーナ、イーライとともに、ギャング「セインツ」を立ち上げてこの街でのし上がることを決意する。これまでの『セインツロウ』シリーズではすでに存在しているギャングに主人公が加入するところから物語が始まっていたが、本作では自分の犯罪帝国をゼロから築き上げるのが特徴である。

主人公の仲間として「セインツ」を立ち上げるのは、ケビン、ニーナ、イーライという3人の友人たちだ。深い人脈を持ち、人懐っこく友達思いのケビン。凄腕のドライバーで、芸術関係にも造形が深いニーナ。起業家としての知識を生かし、「セインツ」を大組織に育て上げることを企てるイーライ。そして組織の中核にして暴力装置である、主人公のボス。この4人で立ち上げたギャング「セインツ」の勢力を拡大し、サント・イレソを牛耳るのが『セインツロウ』の目標となる。

ゲームの基本はオーソドックスなTPSアクションだ。ハンドガンやサブマシンガンなどの銃、あるいはショックバトンなどの近接武器、もしくは己の拳を用いて敵を倒していく。また、レベルアップや特定のミッションをこなすことで覚える特殊スキルを使うことで戦闘の幅は広がっていく。スキルの中には敵のパンツにグレネードを詰め込む「パイナップルエクスプレス」といったシュールなものもあり、戦闘中も独特のおバカな雰囲気を楽しむことができる。


ギャングとしてサント・イレソでのし上がるためには資金を稼がなくてはならない。街中に転がっているチャンスをものにして、ドルを稼いで成り上がるのだ。サント・イレソ内の各エリアに「シノギ」を建てて中~長期的な安定収入を得られるような事業を育てたり、サブミッション「サイド・ハッスル」で小金を稼いだりといった具合だ。

本作のテンションはおバカ時々シリアスといった空気のなか進んでいく。そのおバカな雰囲気をお伝えするのにぴったりなのが、サイド・ハッスル「@tcha」だ。敵対組織が運営している施設に低評価レビューをつけ、怒り狂った敵対組織が襲ってくるのを返り討ちにしてやるのだ。評価は好きに付けることができ、低評価をつけるほど敵の襲撃は苛烈になる。最高評価以外であれば問答無用で襲ってくるという、サント・イレソの狂いっぷりを体現したミッションと言えるだろう。

低評価の際のコメントは難癖レベル。施設ごとに異なるコメントを見ていくのも楽しい。




主人公の外見を自由にカスタマイズ

本作最大の特徴はそのカスタマイズ性だ。キャラクタークリエイトや拠点、乗り物といった要素には必ず自分好みにカスタマイズできる部分があり、自分だけの「セインツ」を生み出すことができる。

まずは主人公の外見について。本作ではプレイヤーが操作する主人公の外見をかなり細かくカスタマイズできる。パラメータの調整によって顔の造形を細かく調整できるほか、多様な義手義足、眼球の種類、さらには歯の形にいたるまで作り込むことが可能なのだ。このキャラクタークリエイトは『セインツロウ』においてかなり力が入っている部分で、発売前のトレーラーでも詳細に紹介されている。

キャラクターの外見はゲームプレイ中、好きなときに変更することができる。ギャング活動の資金集めで稼いだお金で衣装やタトゥーなどの装飾品を購入することができるので、着たい衣装に合わせて細かくキャラクターの見た目を変更するといった遊び方も可能である。作成したキャラクターの外見はプリセット保存しておけるので、老若男女を気分で使い分けることも容易である。

筆者の場合、最初のキャラクター作成画面では「ギャングのボス」というイメージからやや渋めで貫禄のある男性を作ってみた。映画俳優のような格好よさを目指したこのキャラクターをかなり気に入っているのだが、プレイ序盤のいわば「ギャング下積み時代」にしてはちょっと強面すぎるような気もした。そこでもうひとつ「ギャングのボスの若かりし頃」というコンセプトの外見を作り、物語の進行度によって切り替えることを思いついた。ヤンチャなものから渋めのものまで、さまざまなジャンルの衣装を着せ替えて遊べるため、個人的にはおすすめの遊び方である。

最初に作った筆者のボス
若かりし頃(という設定)のボス




ビークルや武器も自由にカスタマイズ

本作のカスタマイズ性の強さはキャラクターだけにとどまらない。ビークルや武器についても、カラーリングやオプションアイテムを自由に変更することができる。

『セインツロウ』には車やバイク、ヘリコプターなど、80種類を超えるビークルが存在する。ビークルそれぞれに豊富なオプションパーツを付けられるほか、タイヤの大きさやネオンの色、クラクションの音なども細かく変更することが可能だ。カラーリングもパーツごとに変更可能で、単色のシンプルなビークルからカラフルなものまで自分好みのデザインを作ることができる。

カラーリングのほか、外装の材質や経年劣化の度合いなども変更することが可能

ビークルの入手方法も実に自由。本作ではビークルはミッション報酬のほか、盗難によって入手することも可能である。道端に停まっている車やバイクを拝借し、セインツのガレージに持っていくことで自分のものにできる。乗用車だけでなくフードトラックや空飛ぶスケートボードなども変わり種もあり、それぞれ操作感も違うため、自分好みの乗り物を探していろいろ乗り換えてみるのがおすすめだ。

ギャングのボスになるなら、武器の見た目にもこだわりたい。『セインツロウ』の武器は、パーツやアタッチメントごとに細かなカスタマイズが可能である。素材感や柄なども変更できるため、自分らしいデザインの武器を持ち歩くことができるのだ。武器の種類も豊富で、ハンドガンやショットガン、野球バットといったオーソドックスな武器から、ギターケースやピコピコハンマーのようなイロモノ系まで豊富に取り揃えられている。筆者はアサルトライフル「クルコブAR」を愛用しているが、カラーリングを「セインツ」らしい紫色にすることで戦闘の気分を盛り上げている。ギャング活動が楽しくなることだし、是非お気に入りの見た目の武器を作っておきたいところだ。




拠点も自由にカスタマイズ

自らを着飾り、愛用の得物をカスタマイズしたのちにこだわりたいのが「セインツ」の拠点である。物語が進むと主人公とその仲間たちは、サント・イレソのとある廃教会を占拠して自分たちの拠点とすることになる。拠点ではビークル関連のカスタマイズができるガレージや、シノギについて設定する作戦室など、ゲーム内のさまざまな要素にアクセスすることができる。拠点そのものも自由度の高いカスタマイズができ、基本的な間取りこそ変更できないものの、ゲームが進行することでリフォームが可能となる。

拠点最大のカスタマイズ要素は、ゲーム中に収集した「コレクション」を配置できることだろう。コレクションはミッション報酬として獲得できるほか、サント・イレソの都市中に点在している。街にあるオブジェクトのなかに青色にハイライトされているものがあったら、カメラ機能(フォトモード)で撮影してみよう。そうすることでそのオブジェクトがコレクションに加えられ、拠点に設置することが可能になる。

右から2番目の構造物がコレクション対象。撮影することで拠点に設置できるようになる。

カメラ機能を使っての探索要素はコレクション以外にも存在し、都市のランドマークを撮影することで経験値が得られたり、ファストトラベルが開放されたりといった場所も存在する。戦闘に明け暮れるだけでなく、自由にカスタマイズしたビークルを乗り回し、サント・イレソの広い街を探索してみるのもおすすめだ。街の歴史を紹介するスポットや射撃場など、ちょっとしたアクティビティが殺伐としたギャングライフの癒しとなってくれるだろう。


シノギも自由にカスタマイズ

サント・イレソでのし上がるために重要なのが資金源だ。サブミッションであるサイド・ハッスルは軽重さまざまな犯罪によって小金を稼ぐものだが、シノギの場合は(少なくとも表向きは)合法といえるような稼業が多い。汚染物質が積まれているトラックを回収して処理場に運んだり、怪しげな研究の被験者になったり、といった具合である。まとまったドルが継続して入ってくるので、ゆくゆくはこちらをメイン収入源としていきたいところだ。エリアごとにシノギを設置したのちにボス自身がそのシノギを手伝うことで収入が上がり、次のシノギに手を広げることができるようになる。

シノギを設置したエリアには関連施設が建設される。汚染物質の処理場や段ボールでできた城など目立つものも多く、これらは街の景観にも繋がってくる。どのエリアに設定しても収入などは変わらないので、好きな場所に設置して構わない。街のど真ん中に城を建ててもいいし、商業施設が集まるエリアに怪しげな研究施設を建ててもいいのだ。『セインツロウ』ではサント・イレソという都市そのものの見た目もカスタマイズすることができるタイトルなのである。

シノギを最後まで手伝うと、そのエリアを牛耳ることができる。メリケンサックマークで示された脅威を排除することで、さらに収入を上昇させることも可能だ。

シノギを完了すると、ドルや経験値以外にもさまざまなご褒美をもらうことができる。内容はそのシノギに関連した衣装やビークルなどが多いが、中には戦闘で使える強力なスキルを教えてもらえるものも。メインミッションに関わるシノギもあるので、資金が集まったら手広く事業を開拓していこう。


以上、オープンワールドクライムアクション『セインツロウ』を紹介した。膨大なカスタマイズ要素の中から自分好みのギャングを作り上げる本作は「とにかく自由に生きてみたい」「ゲームの中ではハチャメチャに暴れてみたい」といった人にはぴったりのタイトルと言えるだろう。シナリオのノリもかなり自由なので、おバカなテンションが好きな人にもおすすめである。

セインツロウ』は8月23日に、PC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売だ。あなた好みの自由な犯罪帝国で、ギャングのボスとして成り上がろう。

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