『モンスターハンターライズ』の太刀を信じろ。『New ポケモンスナップ』は丁寧。『Chernobylite』が進化してた。「Genki ShadowCast」が便利。今週のゲーミング

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Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。284回目です。みなさんGWをどのように過ごしていますか?

ゲーム以外にも使い道いろいろ

昨年Kickstarterで出資していた「Genki ShadowCast」が届きました。HDMI出力をUSB変換して、PCに映像・音声を取り込めるキャプチャ機器です。コンパクトなドングル型で、使い方はただ接続するだけ。専用アプリを起動すれば、すぐに映像が出ます。このアプリもシンプルで、機能は入力した映像を映すのみ。本製品は「OBS」などでも利用できるため、用途に合わせたアプリを使ってくださいということでしょう。

もともとNintendo SwitchをPCの大画面でプレイできることを売りにした製品で、実際に試してみましたが使い勝手が良い。コナミコマンドで詳細設定を呼び出せば、解像度やフレームレートを調節できます。多少ラグを感じるものの、アクションゲームでも問題なくプレイできるレベル。個人的には、あえてPC上でプレイする機会は少ないと思いますが、記録用にちょっと撮りたい時などに便利そうです。
by. Taijiro Yamanaka


太刀を信じる

『モンスターハンターライズ』のアップデート第1弾を遊んでいます。もともと買うつもりがなかったのですが、Nintendo Switch本体と一緒に買ってしまいました。アップデートで追加されたモンスターは討伐できたので、百竜夜行を始めようかというところです。このモードは、タワーディフェンス的な要素が億劫で後回しにしてしまいます。また必須ではないにせよ、マルチプレイ推奨な難易度というのがソロプレイヤーには悩ましい。あとはアップデートで重ね着装備ができるようになったのが嬉しいです。スキルを揃えて火力を出そうと思うと、防具の見た目がガチャガチャしてしまいますからね。

使っている武器は太刀です。ストーリーの最初から持っていた武器なので、そのまま使っています。太刀を使えば間違いないという開発者からのメッセージとして受け取りました。モンスターの攻撃に合わせてカウンターが決まると爽快な武器で、これを上手く使いたいというモチベーションで遊び続けています。あと本作は二次創作が盛んな気がしており、ヒノエとミノトのファンアートに、はっとさせられることが多いです。
by. Kaisei Hanyu


治安が悪い

ゴールデンウィークセールで見つけた『Claw Crane Company』を遊んでいました。本作は、クレーンゲームの専門店を運営するシミュレーションゲームです。クレーンゲーム機の設定は細かく、アームは形状3種類と初期パワーに追加パワー、移動方法がカスタマイズ可能。景品と1プレイの値段も決められるので、大きめのフィギュアを餌にした貧弱アームマシン台や、取りやすいけど景品も安いお菓子台なども設置できます。ただし、本作では客それぞれが満足したかどうかで人気が変動するため、基本的に優良店を目指すことに。アームは強いけれど値段も高いぼったくり台を設置していたら、失敗して不満を溜めた客が綺麗さっぱり筐体を破壊する事件も勃発したので、顧客満足度が第一なのでしょう。ちょっと周辺の治安が悪すぎる気もします。まだまだ開発中といった印象は否めませんが、クレーンゲームをプレイする要素もあり、見た目の第一印象よりも遊べるゲームでした。
by. Keiichi Yokoyama


小気味よく薄気味悪いチェルノブイリ

正式リリースの見通しが立ったということなので、今週は早期アクセス配信中の『Chernobylite』を遊んでいました(関連記事)。私は開発元The Farm 51の過去作、『GET EVEN』が好きで、早期アクセス配信開始直後の『Chernobylite』も手に取っていたのですが、当時は不具合が多く、ゲームバランスも調整不足かな、という印象でした。

さて現在遊んでみてどうかといいますと、改善の積み重ねが感じられ、本来の魅力が楽しみやすい状態になったように思います。『GET EVEN』でも使われた、実在の場所をスキャンするテクノロジーを活かしたレベルデザインがもたらす、奇妙な現実感が特に印象的で、チェルノブイリ周辺地域という舞台を描くのに相性のいい手法だと感じました。

一部プレイヤーは『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズなどに似た雰囲気を感じ取るかもしれません、実際、過去のサバイバル系シューターの良い部分を受け継ごうとしている感覚はあると思います。しかし、本作の軸となっているのは『GET EVEN』と同じく一人称視点アドベンチャー体験ではないかと筆者は感じました。面白そうだと思った方、廃墟探索をしたくてうずうずしていた一部の方は要チェックです。
by. Seiji Narita


小旅行

『New ポケモンスナップ』をプレイ。自動運転の乗り物に乗りながらポケモンの姿を撮っていくゲームです。20年以上の時を経てリバイバルされることになりましたが、このゲームマジで丁寧につくられとる。ウルトラキュートなポケモンたちを撮れるゲームとして、高い完成度を誇っております。ビジュアル面はもちろん、1コースの長さや写真評価におけるテンポ、レベルによる分岐など、つくりがめちゃくちゃ丁寧。ポケモンの配置や登場タイミングなどコースデザインも優れている。ただリクエストは、条件がわかりづらかったりリワードがショボめだったりするのがやや不満。もっとミッション報酬よければ熱中度も上がったのかなと思いつつ、ゲーム構造的に仕方ない部分はあると思います。不満といえばそれぐらいで、リッチさと遊びやすさが兼ね備えられており、とにかくたまらないゲームになっています。

そもそもでいえば、本作はNINTENDO 64版のシステムを踏襲したもの。本作をプレイすることで、いかにオリジナル版のアイデアが素晴らしいものであるかを感じたり。リリースから20年以上が経ってようやく新作がリリースされたわけですが、このタイミングだからこのクオリティで出せたと考えられるならば、待つ甲斐はありました。筆者は大阪住みで、外出は極めてしづらい状況ですが、このゲームのおかげで小旅行気分を味わえていて、ちょっと救われました。
by. Ayuo Kawase

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