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宇宙探索MMO『SpaceCraft』Steamで人気白熱スタート、MMO要素には賛否ありつつ。広大宇宙、のんびり採掘&クラフトの旅
さっそく多くのプレイヤーを集める盛況となっているものの、「MMOであること」が主な要因となってユーザー評価は割れているようだ。

デベロッパーのShiro Gamesは6月11日、SFオンラインアドベンチャーゲーム『SpaceCraft』の早期アクセスを開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本稿執筆時点では、ゲーム内の日本語表示には対応していない。本作は、さっそく多くのプレイヤーを集める盛況となっているものの、「MMOであること」が主な要因となってユーザー評価は割れているようだ。
『SpaceCraft』は、広大な銀河や惑星を探索し、その過程で得た資源で建物の建築やアイテム製造をおこなうMMOアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは、自分だけの船を作ってクエストをこなしたり、自らの商業帝国を築いたりすることができる。

本作では、プレイヤーは宇宙船の艦長となり、惑星、小惑星帯、放置された宇宙ステーションといった場所を自由に探検することができる。宇宙空間での惑星間移動はリアルタイム形式で、惑星への降下もシームレスにおこなえるようになっている。銀河に点在する惑星の地表には、発見、収穫できる天然資源が豊富に存在している。資源を集めるためには、それぞれの原材料に対応した装備を保有している必要がある。採掘自体は、まず周囲の環境をスキャンし資源のある所で、宇宙船を使って作業をおこなうという流れ。集めた素材は貴重な資材やアイテム類のほか、宇宙船のパーツとして加工可能だ。
宇宙船の建造は、船体の各コンポーネントをブロックのように組み合わせておこなう。パーツはそれぞれ性能が異なっており、使う種類や数によって船の性能は大きく変化する。船のサイズの自由度も高く、小型船から大型の輸送巡洋艦まで、幅広いタイプをデザインをすることができる。船体の色を変えたり、デカールを貼ることも可能だ。ちなみにデザインに悩んだ場合は、他プレイヤーが設計した船の設計図をマーケットで購入することもできる。

また惑星には、アイテム製造のための前哨基地を設置することができる。基地では、ドローンと貨物船を使用して生産ラインと配送ラインを確立し、採掘、抽出、物流を自動化することができる。基地を発展させれば、エネルギー管理や惑星間物流といった大掛かりなものについても、自動化が可能だ。
本作はMMOということもあり、プレイヤーの行動が銀河に変化をもたらし、他プレイヤーにも影響を与える。例えばマーケットでアイテム類を取引した場合、市場での関連する商品の価格が変動して購入が難しくなったり、逆に簡単になったりする可能性がある。また、プレイヤー同士で企業を設立して、タスクを共同で実施することもできる。

そんな本作は早期アクセスの開始以降、Steamにて多くのプレイヤーを集めており、ピーク時の同時接続プレイヤー数は4000人を超える数字を記録(SteamDB)。本作は当初、2025年内の早期アクセス開始が予定されていたものの延期が繰り返され、今回ついにリリースされた経緯がある。この“初速”は、期待の高まっていたユーザーたちが一気にプレイを開始したことを示していると言えるだろう。
ただ本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューは、 315件のうち69%が好評とする「賛否両論」ステータスに留まっている。不評の主な要因とみられるのが、ゲームジャンルの“勘違い”が発生している点だ。というのも、本作は開発元が設定したかどうかは定かではないもののストアページに「シングルプレイヤー」タグが設置されており、一見すると自分だけの、オフラインモードで遊べる機能があるようにも見える。だが先述したように本作はMMOとして常時オンライン環境でプレイすることになり、他プレイヤーが消えることはない。マイペースにソロプレイしたいというユーザーや、サーバーに関連するトラブルなどから、不満の声も寄せられている格好だ。

また公式YouTubeチャンネルでは、早期アクセス配信開始にあわせて告知動画が公開されているが、この映像も宇宙体験や惑星での採掘、基地作りといった要素を1人でおこなう様子にフォーカスしており、ソロプレイ主体でも遊べる作品のように見える。こういった要素が重なったことで、ゲームジャンルに関する一部ユーザーとの“すれ違い”が発生してしまったようだ。
一方で、宇宙船建造の自由度の高さや、世界をシームレスに移動する気持ちよさといった展は本作の持ち味であり、ゲーム自体の作りについては評価する声も見られる。採掘というシンプルながら中毒性のある作業を繰り返してリソースを積み上げていく、クラフトや採掘系ゲームとMMOが融合している部分がプレイヤーを惹きつけている様子だ。
またMMO要素自体はオフにはできないものの、マップが広大なことから現状本作ではプレイヤー同士の遭遇頻度はそこまで高くない。クエストに関係しない惑星などに赴けば、ほとんど他人と会わない、実質的なソロプレイモードで採掘や開拓を進めることが可能だ。現時点はPvP機能はなく、のんびりと旅している途中、他プレイヤーに襲われるということもない。そうしたゲームプレイを評価する声もあり、今後の展開も注目される。

本作の開発元Shiro Gamesは、フランスのボルドーに拠点を構えるゲームスタジオだ。RPG『Evoland』シリーズや、『Northgard』や『Dune: Spice Wars』といったストラテジーゲームを手がけたことで知られている。『SpaceCraft』の早期アクセスは半年ほど実施され、期間中にはコンテンツ追加やバランス調整などがおこなわれる予定だ。
またSteamストアページではコンテンツ追加の詳細が記載された、早期アクセスのロードマップも公開中。早期アクセス配信期間は最低でも半年予定されており、まずは宇宙船のカスタマイズや建築システムの拡張、危険ゾーンを含む探索エリアの追加などを実施。早期アクセスの後半には、宇宙海賊と戦うPvE要素の拡充や、人類の過去やライバルとなるコーポレーションの世界観の掘り下げが追加予定であることが告知されている。ちなみに正規版のリリースの際には本作の価格は引き上げられる予定。興味のある人は早めに購入しておくのも選択肢だろう。
『SpaceCraft』はPC(Steam)向けに、早期アクセス配信中だ。6月26日まで通常価格の10%オフとなる2869円で販売中。
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