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美少女精神崩壊ローグライク『カオスゼロナイトメア』は“セクシーな『Slay the Spire』”とは全然違う。『StS』強火ファンが初心者に贈る、入門ガイド
初心者プレイヤーに向けて『カオスゼロナイトメア』の魅力や、どんな風に入門すればいいのかを紹介していきたい。

Smilegateが手がける『カオスゼロナイトメア』では、10月21日より銀河系災害シーズン5「雪に交わした約束」が実装された。1周年を飾る今回のアップデートでは、新たな戦闘員「ロスヴァイセ」(CV諏訪彩花さん)が登場するなど盛り上がりを見せている。
一方で、本作に興味はあるもののどのようなゲームなのかわからない人や、あるいは「デッキ構築型ローグライク」を遊んだことがない人もいるだろう。なかにはパッと見た印象から、“セクシーなキャラが出てくる『Slay the Spire』”といった印象をもっている人もいるかもしれない。今回は『カオスゼロナイトメア』も『Slay the Spire』もじっくりと遊んでいる筆者が、そうした初心者プレイヤーに向けて『カオスゼロナイトメア』の魅力や、どんな風に入門すればいいのかを紹介していきたい。

『カオスゼロナイトメア』(以下、カオゼロ)は、『エピックセブン』などを開発してきた韓国のSUPER CREATIVEが手がけ、Smilegateが運営をおこなう、“選択が導く”カオスループRPGだ。対応プラットフォームはPC/iOS/Android。本作の舞台は、触れると精神異常が起こるといわれる物質「カオス」に汚染され、滅亡してしまった宇宙。プレイヤーは巨大な宇宙船「ナイトメア号」の艦長であり、カオス空間で道を探すことができる特殊能力者「ファースト」として、カオスに汚染された惑星を仲間と共に探索する。
本作はいわゆる「デッキ構築ローグライク」と呼ばれるジャンルの作品であり、『Slay the Spire』などをプレイしたことのある人にとっては馴染み深いシステムだろう。基本的なゲームプレイも同ジャンルの作品と同様で、構築したデッキからカードを引き、コストを支払って使用して敵を倒していく。一方で、『カオゼロ』には、従来のデッキ構築ローグライクとは一線を画す要素も数多く盛り込まれている。たとえば、美男美女なキャラクターたちが織りなすダークな物語はそのうちの1つだろう。
魅力的なキャラクターが多数登場、そこも大事
本作の最大の魅力はなんといっても個性豊かなキャラクターたちにある。大胆な切れ込みが入った衣装に身を包む美男美女が多数登場し、必殺技にあたる「エゴスキル」の発動時には、迫力満点のアニメーションによるカットシーンが挿入される。キャラクターは基本的にストーリー進行や“ガチャ”などを通じて入手でき、「戦闘員」としてバトルで活躍させられるだけでなく、さまざまなイベントを通じて交流を深めることも可能だ。

とはいえ見どころはキャラクターの見た目だけではない。そうした交流のなかでは、彼女・彼らが背負う過去や、戦いに身を投じることになった背景も垣間見ることができる。本作は、異空間「カオス」との対峙を軸に展開される、陰鬱かつシリアスなシナリオでも好評を博している作品だ。そして、キャラクターそれぞれの背景にも、そんな世界観にふさわしいダークな物語が用意されている。華やかなキャラクターの背後にある重苦しい過去、そんな目の眩むコントラストも本作ならではの魅力といえるだろう。
ダークでシリアス、ときには日常も展開されるストーリーモード
まず本作のゲームプレイの軸となるのが、「ストーリー」モードと「カオス」モードという2つのコンテンツだ。初めて本作を起動したプレイヤーは、あまりのコンテンツの多さに面食らうかもしれないが、基本的にはこの2つを中心として、ほかのさまざまな遊びが派生していると考えてもらって差し支えない。まずはこの2つのコンテンツを中心にプレイを進めていくとよいだろう。
というのも、筆者自身も最初はそのコンテンツの多さに戸惑ったプレイヤーのひとりだからだ。これまで本格的なスマートフォン向けゲームにあまり触れてこなかったこともあり、次々と開放されるコンテンツや、多種多様な消費アイテムを前に、何から手をつければよいのか混乱してしまった。
しかし、ひとたびゲームの仕組みを理解すれば、実はそれぞれの要素が密接に結びつき、一貫したゲームプレイの流れを形成していることに気づかされる。最初こそ複雑に見えるものの、慣れてしまえば意外なほどすんなりと理解できる設計になっているのだ。

ゲーム開始後は、まず「ストーリーモード」でシナリオを読み進めながら、そのなかで異空間「カオス」を探索していくことになる。カオスの内部では、複数のルートから進む道を選び、戦闘やイベントなどのマスを経由しながら最奥を目指していく。道中では、敵との戦闘をこなしつつ、新たな装備やカードを獲得したり、手持ちのカードをアップグレードしたりして、最終面に向けてデッキを強化していく。
こうした基本的なゲームプレイは一般的な「デッキ構築ローグライク」と共通しており、同ジャンルに馴染みのあるプレイヤーなら、すんなりと理解できるだろう。一方で本作の特徴的な点は、3人一組のパーティでカオスを探索するという点にある。本作の戦闘員は、それぞれ異なるデッキ特性を備えており、得意とする戦術も大きく異なる。『Slay the Spire』でたとえるなら、アイアンクラッドとサイレントとディフェクトのデッキを同時に育成していくようなものといえる。
そのため、たとえば火力に特化した戦闘員を主軸に据えつつ、ドロー能力に優れた戦闘員を組み合わせて手札の供給を補う、といった戦略も可能になる。つまり、カード同士のシナジーだけでなく、戦闘員同士の能力をいかに噛み合わせるかも重要になるわけだ。こうしたパーティ編成によって、デッキ構築の戦略性がさらに広がっている。
なおストーリーモードのカオスでは、基本的にシナリオで指定された固定メンバーで探索を進めることになるが、後述する「カオス」モードでは、好きな戦闘員を組み合わせて自由にパーティを編成できる。
“必殺技”もはなてる、『スレスパ』ともちょっと違う大逆転アリの戦闘システム
本作の戦闘にはターン制が採用されている。毎ターン手札の中から、アクションポイントを消費してカードを使用し、敵の撃破を目指していく。敵にはそれぞれ行動予告が表示されているため、どの敵を優先して倒すのか、あるいは攻撃と防御のどちらにアクションポイントを割くのか、といった駆け引きも生まれる。このあたりは、デッキ構築ローグライクではお馴染みの要素だろう。

本作の敵にはプレイヤーのアクションに応じて減少する行動予告カウントが設定されており、ターン終了を待たずに敵が行動を開始することもある。つまり、戦闘中は敵の行動タイミングを見極めながら立ち回る必要があり、こうした動的な駆け引きが求められる点は『Slay the Spire』などとは少し違った味わいを感じるところだ。
そして、本作の戦闘を語るうえで欠かせない要素のひとつが「エゴスキル」だ。戦闘を通じて蓄積されるエゴポイントを消費することで、キャラクター固有の“必殺技”を繰り出せる、爽快感抜群のシステムとなっている。必要なポイントさえ溜まっていれば、自分のターン中に好きなタイミングで発動できるため、その使いどころも重要になってくる。
というのもカオスの探索中はHPを回復する手段が限られており、できるだけ被弾を抑えながら最奥までたどり着きたいところ。そこで、今すぐエゴスキルを発動して敵を一掃し、被弾を未然に防ぐのか。それとも、この先に待ち受ける強敵に備えてエゴポイントを温存しておくのか。強力な必殺技をいつ切るべきかという判断も、戦闘に奥深い駆け引きを生み出している。
そしてなにより魅力的なのが、エゴスキル発動時に挿入される迫力満点のカットシーンだ。キャラクターたちが縦横無尽に動き回り、ド派手な必殺技を繰り出す演出は、何度見ても爽快感抜群。思わず繰り返し使いたくなるほどの魅力が詰まっている。“コスパ”など無視して発動したくなる衝動にかられてしまうほどだ。

さらに数多くの作品が登場してきたデッキ構築型ローグライクの中でも、本作ならではの要素と言えるものが「精神崩壊」だ。カオスの探索中は、敵との戦闘や道中のイベントなどを通じて、戦闘員の「ストレスゲージ」が蓄積されていく。そして、ストレス値が一定量を超えると、戦闘員は精神崩壊を引き起こし、戦線から離脱してしまうのだ。カオスという極限状態でトラウマを抱えながらも戦闘に向き合うという物語性が、ゲームシステムにも色濃く反映されているわけだ。
しかし「精神崩壊」がもたらすのはピンチだけではない。精神崩壊状態から立ち直ることができれば、その戦闘員のエゴスキルを低コストで発動できるようになる。こうしたピンチとチャンスが目まぐるしく入れ替わる展開も、持ち味のひとつだろう。ストレスゲージをいかに抑えるかというリソース管理に加え、精神崩壊という危機的状況をいかに逆転のチャンスへとつなげるか。こうしたリスクとリターンを天秤にかける駆け引きが魅力となっている。
「ストーリー」モードでは、こうして随所でカオスの探索に挑みながら、少しずつシナリオを進めていくことになる。なお、記事執筆時点では第5幕まで公開されている。
また、ホーム画面の右下には、「銀河系災害」として期間限定イベントが開催されていることもある。こちらではシーズン限定のカオスやエンドコンテンツが用意されているほか物語が展開されており、いわば「ストーリー」モードが“単行本”なら、「銀河系災害」は“連載雑誌”のような位置づけだ。本作のゲームプレイや世界観に慣れてきたら、こちらのイベントにも参加してみるのもよいだろう。
ここからが本番「カオス」モード
さて、ストーリーをある程度進め、本作のゲームシステムにも慣れてきたら、次に挑戦したいのが「カオス」モードだ。ホーム画面の「カオス」から、「カオス具現化」あるいはゲームを進めることで開放される「ゼロシステム」を選択すれば、シミュレーション化されたカオスに何度でも挑戦できる。難易度やパーティ編成を自由に設定できるため、自分好みの条件で探索に臨むことが可能だ。本作のゲームプレイの根幹をなすカオス探索を、思う存分やり込めるコンテンツとなっている。

もちろんシミュレーション化されたカオスでも、貧弱な初期デッキを少しずつ強化し、強力なデッキへと育て上げていくというローグライクならではのゲームプレイは健在だ。一方で、大きな特徴となるのが、探索をクリアした際に完成したデッキを戦闘員ごとに「セーブデータ」として保存できるという点だ。こうして保存したデッキは、今回の記事では詳しく触れないものの、カオス探索以外のさまざまなコンテンツでも活用できる仕組みとなっている。
つまり「ストーリー」でシナリオを進めながら、「カオス具現化」「ゼロシステム」で戦闘員たちのデッキを強化し、そこで作り上げた強力なデッキを活用して、さらに別のコンテンツへと挑戦していく。これが『カオゼロ』の基本的なゲームプレイのサイクルとなっている。この流れさえ理解しておけば、一見複雑に思えるほかのコンテンツについても、おのずとその役割が見えてくるだろう。
そのため本作をやり込むうえで大きな目標となるのが、「いかに強力なデッキを作り上げるか」という点になってくる。『Slay the Spire』といったゲームでは、基本的にゲームをクリアすれば、それまでに構築したデッキともお別れ。そうした一期一会のゲーム体験がローグライクたる要素とされている。
しかし本作では、苦労して完成させた「オレの考えた最強のデッキ」を保存し、何度でも使い回すことができるのだ。ローグライクでありながら、せっかく作り上げた強力なデッキを一度きりで終わらせず、その後も存分に活躍させられる。こうした仕組みもまた、本作ならではの魅力に繋がっている。

さらに、保存したデッキを活用できるエンドコンテンツも、アップデートを重ねるごとに拡充されている。作り上げたデッキの活躍の場が継続的に広がっていくという点も、ライブサービス型ゲームならではの強みといえるだろう。
何度もカオスへの挑戦を繰り返し、ついに理想のデッキを完成させたときの達成感はひとしおだ。しかし、必ずしも“環境最強”のデッキを目指す必要もないだろう。好きなコンボ、好きなキャラクター、好きな編成を使ってカオスを攻略していく。そんなプレイヤーそれぞれのこだわりを反映できる、楽しみ方の幅広さも『カオゼロ』の大きな魅力といえる。
初心者向けのおすすめ戦闘員
最後に、初心者におすすめの戦闘員を紹介して、本稿を締めくくりたい。現在は1周年記念イベント「悪夢祭」の開催を記念して、ログイン報酬として好きな星5戦闘員を1体獲得できる戦闘員選択チケットが配布されている。これを機に、ぜひお気に入りの戦闘員を見つけてほしい。
まず、初心者にぜひ起用をおすすめしたいのが、初期キャラクターとして配布されている「ミカ」だ。ヒーラーとして味方のHPを回復できるだけでなく、アクションポイントの補充もこなせる優秀な戦闘員となっている。初期から使用できるキャラクターでありながら、最新環境でも十分に活躍できる汎用性の高さが魅力だ。初心者はもちろん、ゲームに慣れたプレイヤーにとっても頼れる存在となっている。
そして、アタッカーとして個人的におすすめしたいのが、星5戦闘員の「フェイ」だ。フェイは「炎舞曲」というコスト0のアタックカードをデッキ内に生成し、これを連続して使用することで大ダメージを叩き出す戦闘員だ。育成が十分に進んでいない段階でも高い火力を発揮しやすい、自己完結した性能が魅力となっている。プレイに複雑なギミックを必要とせず、次々とアタックカードを繰り出して敵を圧倒する爽快感は格別で、初心者でもその強さを実感しやすいキャラクターだろう。

さらに、「保存」ギミックを活用する「ベリル」も強力な戦闘員のひとり。高い火力を発揮できるだけでなく、カードのドロー役としても活躍できるなど、幅広い編成に対応できる柔軟性を備えている。ベリルはストーリーを進めることで入手できる配布キャラクターの1人という入手のしやすさも魅力的だ。
本作では配布キャラクターであっても頼もしい戦力となる。いきなり“ガチャ”で戦闘員を揃えるのは気が引けるというプレイヤーは、「ベリル」や「トレサ」といった入手しやすいキャラクターから育成を初めてみるのもおすすめだ。仮に初期状態ではうまく使いこなせなくても、育成や構築を経て“ぶっ壊れ”に化けさせていく。そうした楽しみ方も本作ならではだ。
また、今回配布される戦闘員選択チケットの対象外ではあるものの、入手する機会があれば、最新の星5戦闘員「ロスヴァイセ」もぜひ使ってみてほしい(関連記事)。“手札のカードを使い切る”というやや特殊なプレイングが求められるものの、強力な連続攻撃で敵を次々と切り刻んでいく爽快感は格別だ。独自のギミックを備えながらも、敵を圧倒する楽しさを存分に味わえる戦闘員となっている。
『カオスゼロナイトメア』は、デッキ構築ローグライクならではの戦略性と、魅力的なキャラクターたちを融合させた独特な作品だ。最初こそコンテンツ量の多さに圧倒されるかもしれないが、一度その仕組みを理解すればハードルはまったく高くない。現在はサービス開始1周年を記念して、ログインボーナスをはじめとするさまざまなイベントが開催されており、強力な戦闘員も比較的入手しやすいため、プレイし始めるのにうってつけのタイミングとなっている。興味のある人はまずプレイしてみるといいだろう。
『カオスゼロナイトメア』は、PC/iOS/Android向けに配信中。10月21日から銀河系災害シーズン5「雪に交わした約束」が実装された。
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