無料国産ヒーローアクション『UNDEFEATED』約4年ぶりのアプデでクラッシュ問題など修正。遊びやすくなり“少しだけ”隠し要素も登場

 

UNDEFEATED Gamesは2月20日、『UNDEFEATED』にてアップデートを配信した。約4年ぶりのアップデートでは、不具合修正などが実施。報告されていたクラッシュ問題への対策がおこなわれたようだ。


『UNDEFEATED』は、ヒーローとなって街を守って戦う、3Dアクションゲームである。本作の主人公は、スーパーパワーを持ったヒーローだ。黒い衣装を身にまとった彼は、派手な特徴などは持っていないものの、目にも止まらぬ速さで動き回り、敵の攻撃をものともしない。強力な近接攻撃や範囲攻撃などをもっており、空を自在に飛び回れる。本作でプレイヤーは、スーパーパワーをもったヒーローを自由に操作するのだ。

ゲームプレイでは街で時間を過ごしていると、ヒーローの助けを必要とする事件が発生する。プレイヤーは事故や敵の出現など、急を要する街の危機に駆けつけ、ヒーローとして事態を解決するわけだ。ヒーローはスーパーパワーをもっているため、救助や消化はワンボタンで可能。事態の解決時などにはポイントが獲得でき、ゲームプレイによってヒーローは強くなっていく。ゲームモードとしては、チャレンジクエストが街中に存在。ヒーローはターゲットの破壊や飛行チャレンジなどにも挑むことになる。

また本作では、強力なヴィランと戦うボス戦も用意されている。ボス戦でもヒーローは無敵の存在であるが、ボスは街へ攻撃。街のHPが尽きると敗北となってしまうため、ヒーローは街を守って戦うことになる。そのほか、本作は操作が直感的かつシンプルにまとめられており、簡単な操作と共にヒーローの活躍が描かれる。


本作はバンタンゲームアカデミー⼤阪校に所属していた学生3名が制作し、2019年8月にSteamにて無料配信された。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で6183件中88%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。Steam Scoutの分析によると多数の言語からレビューが寄せられており、特に英語圏のレビューが約58.8%と多い結果となっている。シンプルながらヒーロー活躍を爽快に表現した本作は、配信から約4年以上の間に広く受け入れられたようだ。なお開発チームの2024年1月の投稿によると、本作のダウンロード数は195万にも及んでいるという。

しかし概ね高く評価されている中、本作ではプレイ開始後すぐにゲームが落ちるなど問題が報告されていた。本作開発チームは、2024年1月に「ゲームがクラッシュする問題」について対応を告知。修正に向けて取り組んでおり、パッチの開発を2月末までに完了する予定だと報告していた。

今回の約4年ぶりのアップデートでは、そんなクラッシュ問題が修正されている。パッチノートによると、起動時にゲームがクラッシュする問題と、プレイ開始から一定時間後にゲームがクラッシュする問題が修正されたそうだ。開発チームはできる最大限の修正をおこなったといい、これまでよりも多くのプレイヤーが遊べるようになったと信じているそうだ。

そのほかアップデートでは、ギャングが正常な数生成されない問題や市民が逃げる状態のままになってしまう現象などが修正されている。不具合以外では、ヒーローランクに応じてボスへ与えるダメージ量が増加。ちょっとした隠し要素の追加もおこなわれているそうだ。


『UNDEFEATED』は、PC(Steam)向けに無料配信中だ。また本作の関連作としては、『UNDEFEATED: Genesis』が続編として制作中となっている。