音楽演奏マシン構築ゲーム『Beat ‘N’ Path』Steam向けに正式発表。工場自動化シム風に装置を組み上げ、お題にあわせた音色を奏でる

BitCutter Studiosは11月30日、『Beat 'N' Path』を正式発表した。さまざま用意された装置を組み合わせて音楽演奏マシンを構築する作品だ。

デベロッパーのBitCutter Studiosは11月30日、音楽演奏マシン構築ゲーム『Beat ‘N’ Path』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。


『Beat ‘N’ Path』は、さまざま用意された装置を組み合わせて音楽演奏マシンを構築する作品だ。ゲームモードには、提示されたお題をこなしていくキャリアモードと、自由にマシン構築できるサンドボックスモードが用意。キャリアモードでは、特定の要件や制限が設けられたなかで、クライアントから依頼された音楽を奏でられるマシンを制作。目的の音楽を生み出す方法はひとつだけではなく、プレイヤーのアイデア次第だ。そしてクリアするたびに、新たな装置がアンロックされていく。

本作のゲームシステムは、いわゆる工場自動化シミュレーションゲーム風といえそうだ。基本としては、音を鳴らすために必要な信号を生成し、その信号を音源装置に送って実際に音を鳴らすという仕組みとなる。装置間をケーブルで接続することで、特定のリズムで生成された信号が自動的にどんどん流れていく。信号を分岐させたり、信号の内容を分割したり、あるいは信号のタイミングを調整したりなどできる装置も存在する。

 


音源装置には、スネアやハイハット、バスドラム、タム、シンバルといったドラムセットを構成する各打楽器や、ピアノ、シンセサイザー、ギター、ベースなどがある。打楽器の音源装置に関しては、先述した各種装置を使って調整した信号を送ることで、希望のリズムにて鳴らすことができる。

一方で音程をもつピアノなどの音源装置については、生成した信号そのままではなく、ノートと呼ばれる別の信号に変換する装置に通してから送り込む必要がある。ノートに対しては、その音程や長さなどを調節できる装置がいくつか用意されており、それらを駆使することでメロディを奏でられるわけだ。

本作に登場する装置にはほかに、お題に対して正しい信号に加工できているかどうかをチェックできるアナライザーや、“デジタルオーディオ”と呼ばれるものも存在。後者の詳細は不明だが、もしかするとユーザー保有の音声データを鳴らせる装置かもしれない。


本作のキャリアモードでは、こうした装置の種類や使用できる数などに制限があるなかで、お題クリアを目指すことになるのだろう。また、クライアントは特定の音源装置の使用や楽曲スタイルを要求したり、ケーブルを使わずにマシンを構築することを提案したりしてくる模様。ケーブルが使えないとなると、装置同士を直接くっつけて接続しなければならず、装置の配置を上手く工夫することが求められそうだ。

『Beat ‘N’ Path』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。なお本作の公式サイトでは、Webブラウザ上でプレイできる体験版が公開されており、現時点ではサンドボックスモードを試すことができる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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