ヘンテコルール音楽ゲーム集『3つの無窮動 -Trois Mouvements perpetuels-』発表、来年1月配信へ。ケーキを切る音ゲーや耳で遊ぶアクションなど3作品を収録

デベロッパーのKiki Castellaは11月18日、『3つの無窮動 -Trois Mouvements perpetuels-』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年1月にリリース予定。

デベロッパーのKiki Castellaは11月18日、『3つの無窮動 -Trois Mouvements perpetuels-』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年1月にリリース予定。Steamのストアページが公開されている。


『3つの無窮動 -Trois Mouvements perpetuels-』は、音楽を題材とした変わったゲーム3種類を収録した作品だ。収録作の1作「Algorithm Master」は、作曲を題材としたパズルゲームである。動画内においては、画面上にPCらしきものを操作しているキャラクターが登場。動物が表示された画面を操作しているようだ。ストアページによると、「Algorithm Master」では各ステージごとにクリア条件が存在。動物が和音を表しており、進める方向が決まっているという。画面上を操作して和音を組み換え、ステージのクリア条件達成を目指していくのだろう。要素としては20種類のステージが存在し、ジングルは20×8種類存在するそうだ。


続いて「Silence Rhythm Master」は、音楽のないリズムゲームとされている。ストアページによると、本作ではケーキ一切れの面積が、音の長さになるという。お手本通りに上手くケーキを切ると、著名なリズムが再現される。ステージごとのお手本にあわせてケーキを切ることで、リズムの再現を目指すのだろう。全30ステージが用意されており、クリック音によるヒント機能も搭載されているそうだ。


「Classical Music Racing」は、耳で遊ぶアクションゲームと称されている。動画を見る限り、本作では車に乗ったキャラクターを操作して、コース上にあるコインを取得していくようだ。ただしコース上には、見えないコインも存在している。クラシックのアレンジ曲のメロディーと、おそらくコインの位置によって異なる回収時の音を頼りに、見えないコインも集めていくのだろう。ストアページによると、本作は楽譜が読めなくともメロディをなんとなく覚えればクリア可能とのこと。ステージは全14ステージ(半数は練習ステージ)となっており、楽曲には歌詞のないボーカルシンセも採用されているそうだ。

本作は、デベロッパーのKiki Castellaが手がけている。過去作としては、ピアノの音を頼りに遊ぶ『Classical Music Minesweeper』、ブロック崩しに音楽ゲームの要素を取り入れた『Reflector Rhythm Master』をリリース。シンプル操作ながら独自の遊びを表現した音楽ゲーム『Polyrhythm Master』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー24件中100%の好評を獲得している。音楽や音の題材とした、変わったルールの作品を展開してきたわけだ。本作『3つの無窮動 -Trois Mouvements perpetuels-』においても、音を題材とした3つの新しい遊びが待ち受けているのだろう。

『3つの無窮動 -Trois Mouvements perpetuels-』はPC(Steam)向けに2024年1月リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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