Steam Deckにて『エルデンリング』などゲーム作品テーマの起動画面動画を設定できるように。公式起動画面カスタマイズ用動画に新顔登場

 

Valveは11月17日、携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」のOLEDモデルの販売を開始した。日本でも正規販売代理店のKOMODOより同じく販売開始されている。これにあわせてSteamポイントショップでは、Steam Deck用の起動動画のラインナップが拡充。特定のゲームをモチーフにした起動動画が初めて登場した。

Steamポイントショップでは、Steamでゲームを購入するなどした際に獲得できるポイントと引き換えに、さまざまなカスタマイズアイテムを入手できる。プロフィール画像のカスタマイズアイテムなどのほか、Steam Deckの起動動画や仮想キーボードも用意されている。起動動画は3000ポイント、仮想キーボードは5000ポイントである。


Steam Deckの起動時には、デフォルトではSteam DeckのロゴからSteamのロゴへと変遷する映像が流れる。この起動動画は、ユーザー自身で自由にカスタマイズできるほか、先述したようにSteamポイントショップでもさまざまなパターンものを入手可能。これまでは、Steam Deckのロゴをベースに抽象的なイメージを映像にしたものを中心に配信されていたが、今回以下のゲームをモチーフにした起動動画が追加された。

・エルデンリング
・ペルソナ5 ザ・ロイヤル
・Vampire Survivors
・Hades
・Dead Cells

ゲームのロゴやキャラクター、あるいはゲーム内の象徴的なシーンを取り入れながら起動動画に仕上げられている。たとえば『Vampire Survivors』であれば、宝箱からSteam Deckのロゴが現れる仕掛け。同作のプレイヤーであれば聴き馴染みがあるであろう、あの景気の良いサウンドも流れる。詳しくはSteamポイントショップを確認してほしい。


これまではValveが制作した起動動画のみが配信されていたところ、今回初めて特定のゲームの起動動画が登場した格好である。現時点では評価の高い著名タイトル5本のみであるが、開発者向けにはSteam Deck用起動動画制作のガイドラインが公開されているため、今後さらにラインナップが拡充していく可能性がありそうだ。

なおSteamポイントショップで入手したSteam Deckの起動動画は、Steam Deckの設定画面からカスタマイズを選択すると変更可能。複数の起動動画を所有している場合は、ランダムに表示させるシャッフルモードも利用できる。


本日11月17日より販売開始されたSteam DeckのOLEDモデルは、基本的な性能や見た目は従来のLCDモデルと変わらないものの、ディスプレイに有機EL(HDR/90Hz対応)が採用され、さらに7インチから7.4インチにサイズアップ。さらにバッテリー容量増加により、最大プレイ可能時間は8時間から12時間に伸びている。また、搭載APUのプロセスルールが7nmから6nmに移行しており、発熱が抑えられているほか、内部構造の見直しなどによって重量は30g軽くなっている。

Steam DeckのOLEDモデルは、512GB版が8万4800円。1TB版が9万9800円にて販売中。また、LCDモデルの256GB版が継続販売され、こちらは5万9800円(いずれも税込・送料別)だ。詳細は国内正規販売代理店のKOMODOの公式サイトを確認してほしい。