『フォールアウト4』で2000時間以上かけて「ノーダメージ完全クリア」した人現る。パワーアーマーや薬物禁止など縛りてんこ盛りで記録達成

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フォールアウト4』を、ダメージを一切受けずに“100%クリア”するという挑戦を達成したプレイヤーが現れた。ほかにもさまざまな条件を課した状態でのチャレンジであり、挑戦期間は2年7か月を超えていたそうだ。海外メディアPC Gamerなどが報じ、注目を集めている。

『フォールアウト4』はBethesda Game Studiosが手がけ、2015年に発売されたRPGだ。舞台となるのは核戦争後、アメリカ・マサチューセッツ州ボストン近郊の「連邦」と呼ばれる地域だ。地下シェルター「Vault 111」での人工冬眠から目覚めた主人公は、冬眠中に誘拐された我が子を探し、核で荒廃した連邦の地を放浪することになる。基本のゲームプレイはFPS/TPSとして展開される一方、V.A.T.S.と呼ばれるコマンド式で敵の部位を指定して攻撃可能なシステムも存在する。

本作において過酷なチャレンジに挑み続けたのはTwitch配信者Vrexia氏だ。同氏がおこなっていたのは、本作の最高難易度「サバイバル」にてダメージを一切受けずに“100%クリア”するという挑戦。つまりDLCにおけるクエストを含む148クエスト、およびボブルヘッドや雑誌といった収集物などもすべて網羅して攻略することが目的となる。

さらに挑戦においてVrexia氏はさまざまな条件を設定。「V.A.T.S.」「パワーアーマーおよび防具」「レジェンダリー武器」「Endulance(耐久力)を除くS.P.E.C.I.A.L(ステータス)を上げる衣服」「抗生物質を除く薬物」などを使用禁止としていたわけだ。ダメージを受けずにクリアするだけでも困難なチャレンジを、自らさらに苛烈にしていた。なお挑戦はグラフィックやキャラクターモデル、UIなどを変化させる非公式Modが導入された環境でおこなわれている。またゲーム開始直後にはコンソールコマンドも利用されており、挑戦の導入部の短縮が図られていたようだ。

キャラのPerkとしてはピストルのダメージを上昇させるGunslinger、スニーク時のダメージ倍率を上げるNinjaなどを強化。サイレンサー付き、あるいはスコープ付きの武器を用いて、スニーク状態で敵を葬る戦法がとられている。またCharismaを最大まで上げ、イベント戦をスピーチチャレンジで避けるといった工夫もおこなわれている。

Image Credit: Vrexia on Twitch

PC Gamerのインタビューによると、Vrexia氏はノーダメージ100%クリアに2年7か月間挑み続けており、同氏の目算では2000時間以上費やされていたという。そのなかでは最後の1クエストで失敗して“99.5%クリア”にとどまった挑戦もあったという。ちなみにメインストーリーにおける派閥には「インスティチュート」が選択されていた。同派閥における終盤クエストは多数のB.O.S.を相手にする必要があり、挑戦における関門となっていたようだ。

しかしVrexia氏いわく、改善に向けた学びを得られる失敗に対しては特に苦痛を感じなかったとのこと。ただし、挑戦においては経験を積むだけでは回避の難しい本作の「不安定な挙動」も強敵になったそうだ。たとえば下記動画では、NPCが動かしたオブジェクトにより、プレイヤーキャラめがけて顕微鏡が吹っ飛んでくる事態に。これによりプレイヤーキャラは死亡し、あえなく挑戦失敗となった。また敵が急に頭上から落ちてきたり、箱を掴んだら顔にぶつかったり、タイヤに躓いたりと物理演算や不具合によるさまざまな現象でダメージを受け挑戦は失敗してきたという。

そうした過酷な挑戦が先日、ついに成功を迎えた。実に415回目の挑戦において、Vrexia氏はクリアを果たしたのだ。クリアタイムは52時間20分23秒。9月27日から連日長時間のプレイがおこなわれ、10月2日に記録達成となった。ちなみに関門とされた終盤クエストでは、インスティチュートの仲間を上手く誘導して敵を倒すといった攻略方法がとられており、同氏がこれまで培ってきた経験が活かされた様子だ。

ちなみに先述のインタビューにてVrexia氏は、Steamクライアント上の表記にて、本作のプレイ時間が1万3395時間に達していたことも明かしている。同氏はかねてから本作にてさまざまな挑戦をおこなっており、段階的に条件を増やした結果、今回の常軌を逸したチャレンジに行き着いたかたちとなったようだ。

なおVrexia氏はこれからも『フォールアウト4』を時々プレイしていくそうだが、今後はレトロゲームで同じようなチャレンジをおこないたいとの想いも語られている。2年7か月を要した挑戦をついに達成したばかりの同氏ながら、今後も新しいチャレンジに挑み続けるようである。興味のある人は同氏のTwitchチャンネルをチェックしておくといいだろう。

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