患者の殺し合い斡旋ゲーム『私は療養所で人を天国へ送る』正式発表。戦って死にたい患者の背中を押し、全員あの世へ送り届ける

 

デベロッパーのCalypsoMiniは10月28日、パズルゲーム『私は療養所で人を天国へ送る』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。


『私は療養所で人を天国へ送る』は、療養所のスタッフとして働くパズルゲームだ。この療養所には、杖をついた戦士から車椅子の騎士、剣が刺さったスライムまで、戦いで傷ついたさまざまな患者がおり、重傷を負っているものもいる。ただ彼らはみな、自分たちの陣営のために死ぬまで戦い続けたいと思っているという。そこでプレイヤーは患者の意志を尊重し、彼らに最後の戦いをさせ、死後の世界ヴァルハラに送り届ける手助けをする。結果として患者のベッドが空き、療養所の経営的にもありがたいということのようだ。

本作には、さまざまな構成のステージが多数用意され、そのグリッド上には対立する陣営の患者たちが配置。プレイヤーはステージ内を自由に移動し、患者を押して移動させ戦わせる。各患者には体力と攻撃力、防御力が設定されており、プレイヤーが押して敵同士が接触すると、そのステータスに基づいて双方にダメージが入る。そして最後に残った2人が相打ちとなり、全員が死亡すればステージクリアだ。


ステージにはさまざまなレイアウトがあり、どの患者をどのように動かし、どの順番で戦わせるかを考えながらプレイしないと、全員を戦死させることはできないだろう。ステージによっては、患者の攻撃力や防御力をアップさせるアイテムが配置されていることがあり、それらも上手く活用することが求められる。なお患者の移動に失敗したとしても、無制限にやり直しが可能だ。

アイテム以外にも、ボタンに乗ると開くゲートや、患者を一度押すと滑っていく氷の床、患者が自動的に運ばれていくベルトコンベアなどのギミックが存在するステージもある。さらに、より少ない歩数でのクリアを目指すチャレンジ要素が用意され、指定歩数以下でクリアできれば何か“特別なもの”がアンロックされるという。

『私は療養所で人を天国へ送る』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。