鉱山調査労働物語『グラック』11月1日配信へ。村の水に危機をもたらす鉱山会社の闇に迫る

 

個人ゲームクリエイターのはやなり氏は、『Gluck(グラック)』を11月1日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。通常価格は800円で、11月8日までの期間は10%オフのセールが予定されている。

『Gluck』は、鉱山に潜入して水涸れの原因を探る、短編ADVである。本作の舞台は、近くに集落のある鉱山だ。鉱山近くの村では湧き水を利用していたが、鉱山会社ができてから村の水がどんどん少なくなっているという。本作の主人公は、村で1番の餅屋を営む青年だ。彼は先代から餅屋を継ぎ、2代目として妹と2人で餅を作っていた。しかしある日、村の湧き水の変化が餅の品質に影響を与えていることが発覚。主人公は鉱山会社に原因があると考え、潜入調査へ乗り出す。危険な鉱山での地下生活が描かれる。


新人鉱夫として鉱山へ忍び込んだ主人公は、鉱山で働きながら水の問題へと迫る。本作の鉱山内では、鉱石と引き換えに給与を得られるが、ヘルメットランプ用の電池や食事代などは鉱夫の自腹となっているという。上手く鉱石を採掘できれば儲かるが、失敗すれば資金が減ってしまう。ランプやHPの残量を考慮しつつ、ツルハシを使って鉱石を採掘。まずは地下生活を生き残ることが目標になるという。

また本作ではミニゲームを交えながら、鉱山でのストーリーが展開されていく。たとえばトロッコへ乗った際には、上下のキー入力によってレバーを操作し、トロッコを素早く移動。鉱石の採掘後には変わった選鉱設備を操作し、鉱石を分類する。そのほか本作では鉱山や村の様子、主人公も含めたキャラクターたちがドット絵のグラフィックによって表現されている。主人公の鉱山調査が、ドット絵やミニゲームによって彩られているわけだ。


本作を手がけているのは、国内の個人ゲームクリエイターのはやなり氏だ。6月に公開されたティザーPVの概要欄によると、本作はほぼ1人で開発されているという。本作は同氏のTwitter上にて2023年3月から開発状況が報告されており、今回11月1日に発売日が固まったようだ。プレスリリースによると、本作のプレイ時間は1時間から2時間程度とのこと。心温まるキャラクターとの会話や、シンプルな謎解き要素などが待ち受けているそうだ。


『Gluck』はPC(Steam)向けに、11月1日リリース予定。通常価格800円で、11月8日まので期間は10%オフで購入できる。また本作は、Steamのストアページ上にて体験版が公開中。体験版では主人公が鉱山へ行くまでの過程や、鉱山内へ潜入した直後の出来事などがプレイ可能となっている。