「スレンダーマン」に追われるサバイバルホラー『Slender: The Arrival』10月のアプデで“UE5”によりビジュアル一新へ。身の毛もよだつ怪物たちがさらに精細に

 

デベロッパーのBlue Isle Studiosは7月28日、サバイバルホラーゲーム『Slender: The Arrival』の発売10周年を記念したアップデートを、今年10月に配信すると発表した。Unreal Engine 5によるビジュアルの大幅刷新をおこなう内容になるという。


『Slender: The Arrival』は、「スレンダーマン」を題材にしたサバイバルホラーゲームだ。スレンダーマンとは、インターネットミームを起源とする架空のキャラクターで、長身・細身の黒スーツ姿や、のっぺらぼうのような顔、異様に長い腕や触手をもつことなどを特徴として描かれることが多い。そして、心霊写真的に写り込む様子や、付随する物語が創作されるなかで、関連するメディア作品も登場。本作はそのひとつとして2013年にPC向けに発売され、のちにコンソールやモバイル向けにも移植された。

本作にてプレイヤーは主人公のLaurenとなり、友人Kateの捜索をおこなう。Kateは、スレンダーマンの伝承にのめり込んでいったのちに謎の失踪を遂げたのだという。プレイヤーはKateが残した懐中電灯を手に、暗い森や廃屋、鉱山などを探索し、失踪の真実を探る。そしてプレイヤーにはスレンダーマンが付きまとい、さまざまなかたちでその姿を目にすることとなる。

本作は、Steamのユーザーレビューにて現時点で88%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている。また、今回の発表の中では「数百万人を魅了した作品」として紹介されており、これまでに非常に多くのプレイヤーを獲得しているようだ。



画像左がアップデート後、画像右がアップデート前


そして今回、本作の発売10周年を記念したアップデートの配信計画が発表された。Unreal Engine 5.2と最新技術を組み合わせて、本作のビジュアルを一新する内容になるという。ゲーム内の素材からモデル、シャドウ、そしてスレンダーマンと共に現れる身の毛のよだつような存在まで、あらゆるビジュアルが精細に描写されるようになるそうだ。これにより恐ろしいほどの没入感を生み、全体的なゲーム体験も向上するとのこと。

『Slender: The Arrival』の発売10周年記念アップデートは10月配信予定だ。アップデート対象はPC(Steam)版のみとなる模様である。