Steam高評価オープンワールドRPG『Wartales』4月に正式リリースへ。新たな高山地域「Alazar」などいろいろ実装

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デベロッパーのShiro Gamesは3月24日、『Wartales』を現地時間4月12日に正式リリースすると発表した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Wartales』は、中世ヨーロッパを舞台にするRPGだ。本作の世界には、かつてエドランと呼ばれる巨大な帝国が存在し栄華を誇っていたものの、疫病の流行により凋落してしまう。そしてそれから100年後、国内はいまだに混乱と不安が蔓延しており、強盗などが横行。傭兵となる者も多く、もはや“誇り”というものに価値がない時代となっている。プレイヤーはそうした傭兵たちを率い、富を求めて厳しい世界を旅することとなる。

本作の戦闘では、グリッド状のフィールドでのターン制バトルが採用されている。仲間にした傭兵たちは、それぞれ独自の能力とスキルセットをもち、得意とする武器も異なる。誰を仲間にするかによって、パーティ全体の特性や戦略性は大きく変化することになるだろう。また本作では、一定期間ごとに野営をおこなう必要あり。パーティ内の傭兵たちに食料や給料を配給することになる。

満足のいく配給がなければ、士気の低下や部隊からの離脱を招いてしまう。戦闘だけでなく、食糧や財務管理も必要なシステムが本作の特徴といえる。リソースを賄うために、釣りや狩りをしたり、村人からの依頼をこなして報酬を得たり、山で採掘したり遺跡を探検したり。部隊を維持しながら広大なフィールドの旅を続けるのだ。



本作はSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で9000件以上のレビューを集め、うち90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。リソース管理が重要となるシビアなゲームバランスのほか、広大なフィールドにてプレイヤーが自由にロールプレイ可能な点などが評価を受けている。また2022年2月には売上が10万本を突破したことが伝えられており、高評価かつ人気を獲得しているタイトルだ。

本作は2021年12月から早期アクセス配信開始され、アップデートにてコンテンツが拡張されてきた。そしてこのたび、現地時間4月12日の正式リリースが決定したかたちだ。なお1月時点のロードマップにて、正式リリース時のアップデート1.0での追加要素も紹介されていた。ロードマップによれば、よそ者を嫌う人々が住まう高山地帯Alazarのほか、新たなRuin(遺跡)やForsaken Village(廃村)が登場。そのほかにも、レベルキャップの開放など多彩な要素が実装されるとのことだ。


正式リリース日の発表において本作のゲームディレクターを務めるQuentin Lapeyre氏は、熱意あるユーザーコミュニティの存在が本作の成功の核心をなしていたとコメント。ユーザーたちの早期アクセス配信中の協力やフィードバックに対する感謝が綴られている。

約1年4か月間の早期アクセス配信を経て正式リリースを迎える『Wartales』。新地域Alazarで紡がれる、傭兵たちの新たな冒険を心待ちにしておこう。

『Wartales』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現地時間4月12日に正式リリース予定だ。

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