Steam火星コロニー建設シム『Farlanders』1月17日発売へ。不毛の地で持続可能な居住地づくり

 

パブリッシャーのCrytivoは12月1日、コロニーシミュレーション『Farlanders』を2023年1月17日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページ表記によると、日本時間では1月18日発売予定。発表にあわせてトレイラーも公開中だ。なお本作は現在、Steamにて無料デモが配信されている。

『Farlanders』は、ターン制ストラテジーゲームだ。火星を舞台にプレイヤーはスペースコロニーを建設。適切にテラフォーミングをおこない、人間が居住可能な宇宙植民地を開発していくことがゲームの目的となる。ピクセルアートで描かれるレトロなグラフィックが特徴的なタイトルだ。


火星で持続可能な社会を作るため、農場や発電機、水道などのインフラを整備する必要がある。本作では施設の位置関係により、さまざまの効果が発揮されるという。たとえば、山の近くに風力発電機を設置すれば、発電量がさらに増えるそうだ。いかに施設の配置を最適化させるか。コロニー建設には緻密な戦略も要求されることだろう。

本作のゲームプレイは、火星の地表に限られたものではない。地下へ潜り、資材や建設用の空間を確保することもできるそうだ。ほかにも、技術ツリーの発展や他コロニーとの貿易、古代異星人の遺物の発掘など、さまざまな手段でコロニーを繁栄へと導くことができるという。また火星では、天候変化や異常事態がランダムで発生。マップは自動生成となるそうで、プレイのたびに新鮮なゲーム体験が楽しめるだろう。



『Farlanders』を手がけるのはウクライナのゲーム開発者Andriy Bychkovskyi氏。同氏は過去にダンジョン探索ローグライク『Undervault』などのタイトルを開発。『Undervault』はGoogle Playストアのレビューにおいて、約5000件のレビューを集め、評価ステータスは星4.4となっている。

『Farlanders』では以前、Kickstarterでクラウドファンディングを実施。目標額8000ドルを大幅に上回る約2万4000ドルを集め、プロジェクトは成功をおさめた。当初は2022年の2月~3月の発売が見込まれていたが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響により延期になったという。

なお本作のプロローグである、『Farlanders: Prologue』は2021年5月19日よりSteamにて無料配信中。レビューにおいては241件中93%が好評とする、「非常に好評」のステータスを獲得している。また本編に向けてもSteamにて無料デモが配信されている。正式版は発売延期の告知から現在に至るまで、発売に向けて大型アップデートやUI改修を重ねているという。洗練された正式版の発売に期待したいところだ。

『Farlanders』はPC(Steam)向けに、日本時間2023年1月18日に発売予定。同作の無料デモやプロローグも、Steamにて配信中だ。


インディーゲームとローグライクが好き。本とゲームを積むのが得意。