SteamポストアポカリプスARPG『Kandria』2023年1月11日配信へ。荒廃世界をアンドロイドが駆ける

 

デベロッパーのShirakumo Gamesは11月16日、アクションRPG『Kandria』を2023年1月11日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Kandria』は、遠い未来の世界を舞台にするアクションRPGだ。本作の世界では、人類は大きな技術的進歩を遂げており、AI技術の発展によって完全自立型アンドロイドの開発にも成功する。しかしその後、大規模な災害が発生して世界中の都市が崩壊。生き残った人々は、過去に作られた広大で脆い地下トンネル内で暮らしている。

本作の主人公は、大災害前に作られた調査アンドロイドThe Stranger。瓦礫の中から発見され再起動することとなった。彼女が訪れた避難キャンプでは、水が乏しく、エネルギーは独裁的な勢力によって管理されており、人々が困難な状況に追い込まれていた。そこでThe Strangerは、自らの能力を使い人々を助けるため冒険する。

本作はサイドビューの2Dアクションゲームとなっており、地下のトンネルや洞窟、あるいは過去の文明の建物など、さまざまな環境をもつ広大なマップが用意される。マップのサイズは2100x1200m以上とのこと。ゲーム開始時点からあらゆるエリアにアクセスできるオープンなマップが採用され、プレイヤーは自由に探索しながらゲームを進めていく。


本作の世界にはさまざまな人々が暮らしており、プレイヤーは彼らと交流するなかでクエストを請け負い、目的をこなすためマップを探索することとなる。クエストは50種類用意されるそうだ。また住民とは、入手したアイテムなどをトレードする要素も用意されるとのこと。

マップ内には、トラップが敷き詰められていたり、さまざまなギミックが配置されていたりなど危険なエリアも存在。主人公The Strangerは、二段ジャンプや空中ダッシュが可能で、繊細なプラットフォームアクションで突破しなければならない。

また、敵となる人間や動物、ロボットも現れ、The Strangerは剣を武器に戦う。素早い突きを放ったり、斬り上げてから空中コンボを叩き込んだりと、華麗なアクションが楽しめるようだ。また、鉱石やスクラップなどの資源を集めることで、剣をアップグレードすることができる。釣りをすると何かレアなものが手に入ることがあるそうで、資源獲得の手段のひとつなのかもしれない。


開発元Shirakumo Gamesは、プロデューサー/プログラマーのNicolas Hafner氏を中心とする小規模な多国籍チーム。本作は、世界観については『ニーア オートマタ』から、プラットフォームアクションパートは『Celeste』、そしてアートスタイルは『Another World(アウターワールド)』から影響を受けて制作されているとのこと。同スタジオは今年6月に、本作の開発資金を募るKickstarterキャンペーンを実施し成功。ストレッチゴール達成によって、レベルエディタの実装やMod対応なども決定している。

『Kandria』は、PC(Steam)向けに2023年1月11日配信予定だ。