Steam国産ロボタワーオフェンス『VOIDCRISIS』本日サプライズ正式リリース。新ボスやエピソードなどいろいろ追加で正式デビュー

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国内のゲーム会社ヘキサドライブは10月27日、Steamにて早期アクセス配信中の『VOIDCRISIS』の正式版を本日リリースすると発表、あわせて配信開始した。

『VOIDCRISIS』は、高低差のあるバトルフィールドで繰り広げられる3Dタワーオフェンスゲーム。西暦2221年、二度の銀河大戦を経験した人類は七陣営に分裂した。しかし、なおも争いをやめず、闘争領域と呼ばれる新たな人工戦場の構築を計画。闘争領域における、星を賭けた代表戦「局所戦争」の開幕が迫りつつあった。一方、闘争領域への転送の最終実験中、木星の衛星カリストに謎の光子存在「ノンカーバイド」が出現。領域内の時間が停止してしまう。拡大する時間停止圏を食い止めるべく、太陽圏管理委員会は七陣営にノンカーバイド排除のための精鋭部隊出撃を要請することになった。

プレイヤーは戦闘生体機官「VA(バイタルアーマー)」のパイロット「ストリンガー」として、カリストで起きた一連の事件「VOIDCRISIS」に迫るため、時を取り返すための戦いに身を投じる。世界設定はSF作家の高島雄哉氏が担当。アニメ・ゲーム作品のSF考証にも携わってきた人物だ。アートディレクターは、ヤマモトヒロユキ氏が務めている。同氏は過去に、『ようこそ!ポケモンカフェ 〜まぜまぜパズル〜』などゲーム作品のキャラクターデザインやプラモデルのボックスアートなどを手がけてきた。


本作はジャンルとして「アンジュレーション(高低差)タワーオフェンス」を掲げている。waveごとに強化される大量の敵を倒し、敵陣地の奥へと攻め入るスタイルだ。またステージは高低差を活かした立体的な空間になっており、クリアには僚機との連携や戦略性が重要だ。早期アクセス配信では、最大4人までのプレイヤーと協力するマルチプレイモード、およびCPUと挑むシングルプレイモードが用意されている。また、一定以上の難易度をクリアすると「ファントムモード」が開放。こちらはマルチプレイ中のマッチに乱入し、パーティ相手に単騎で立ち向かう非対称型の対人戦になっている。

なお本作は8月4日の早期アクセス配信開始以降、Steamにおけるユーザー評価としては賛否両論と苦戦。一方で、育成要素やローグライト要素などを含むゲームプレイは一定の評価を受けていた。また、ユーザーフィードバックによる指摘なども盛り込みつつ、ゲームバランスとユーザビリティに関する調整を中心としたアップデートを重ねてきた。

本日の正式リリースにあたっても、多くの要素が実装。コンテンツとしては、複数のモードやボスが追加される。まず、一度閲覧したエピソードを振り返るアーカイブモードが実装。あわせて本作の世界観を楽しめる、メインシナリオと同時期に起こっていた別視点でのエピソードが追加されている。また新たにHUD/OFFモードを搭載。オプションから画面上のHUDを非表示にすることができ、スクリーンショットを撮る際に便利な機能となりそうだ。なお本作のグラフィックは、密度感や“ケレン味”を出すための独自技術「ダイナミックメカニカルアートシェーダー」が使用されているとのこと。HUD/OFFモードは、本作の戦闘中の一瞬を見栄えよく切り取るのに、うってつけの機能となるだろう。


ほかには「ジェミニ」「ブルーアイズオルタ」などの新規ボスが複数追加される。さらに公開された画像の中には、怪しげなオーラをまとう、プレイアブル機体に似た4機のボスも確認できる。また、DOOMモードなる新要素も実装されているという。


『VOIDCRISIS』は本日10月27日、Steamにて正式リリースされている。

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