FPS『メトロ』シリーズの原作作家、ロシア批判でロシア政府に指名手配される

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ロシア政府は6月7日、FPS『メトロ』シリーズ原作小説家のドミトリー・グルホフスキー氏を指名手配したようだ。「誤った情報を発信したため」だという。ロイター時事通信が伝えている。

ロシア・モスクワの裁判所はドミトリー・グルホフスキー氏の逮捕を命じているという。グルホフスキー氏は、モスクワ生まれの作家。17歳にロシアを離れてイスラエルに留学し、ジャーナリストやリポーターとして経験を積み、やがて小説家として才能を開花。核戦争後の荒廃したロシア・モスクワを描く小説「Metro」シリーズを書き上げ大ヒットを記録した。同シリーズはFPSとしてゲーム化され、そちらも人気シリーズとなった。グルホフスキー氏は現在はイスラエルや、フランス、ドイツといったロシア外の国で暮らしているという。


グルホフスキー氏は、イスラエルでの居住歴が長く同国に愛着があると公言しており、ロシアから出たロシア人としての発言を続けている。そうした中で、ロシアがウクライナへ侵攻を始めた時には、各種SNSにてロシア批判を展開。ロシアの侵攻だけでなく、その社会構造やプロバガンダ手法など、国としての歪みを分析し批判し、戦争をやめるべきであると主張し続けてきた。


ロシア政府は、ウクライナ侵攻後に制定した新法にもとづき、誤った情報を発信したとして、グルホフスキー氏の拘束を求めているという。似た事例としては、ロシアでは“フェイクニュース”を発信した人間が最大で懲役15年の刑を命じられる事例も出ているとのこと。またグルホフスキー氏に加えて、元エネルギー省次官で現在はロシア野党政治家のウラジーミル・ミロフ氏も、プーチン政権およびロシアの崩壊を指摘しており、指名手配リストに入っているという。ロシアの権威をおびやかす要人を積極的に取り締まっているようだ。

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