Ubisoftがチーム対戦ゲーム『Project Q』開発中であると公表。多様なPvPモードでアリーナバトル

 

ユービーアイソフトは4月24日、『Project Q』というコードネームをもつ、チーム対戦アリーナバトルゲームを開発中であることを明らかにした。今後プレイテストを実施するとして、事前登録の受付を開始している。

『Project Q』の詳細についてはまだ明かされていないが、楽しさを追求した、多様なPvPモードを備える作品になるという。今回公開された上の画像は、本作のコンセプトアート。市街地を舞台にしたマップにて、ベンチに座る者や、紫色の煙を出す何らかのデバイスをもつ者、また長いスコップのような武器を手にする者などのキャラクターが確認できる。

今回の発表に先立っては、クローズドで実施されたプレイテストからリークされた情報をもとに、本作の存在が報じられていた。それによると、本作を手がけるのは、これまで主に開発サポートに回ることが多かったユービーアイソフトのボルドースタジオ。そのプレイテストでは2種類のゲームモードがテストされ、ひとつは4組の2人チームが戦うバトルロイヤル風のShowdown。もうひとつは、2組の4人チームがマップ内のエリアの制圧権を競うBattle Zoneだったという。

プレイヤーは、ヒーローキャラの武器やアビリティ、スキルを選択してバトルに参加。またWonderと呼ばれる、組み合わせて使用する何らかの要素も存在するとのこと。この情報を確認し報じた海外メディアVGCは、『フォートナイト』を想起させる作品であると述べている。

今回のユービーアイソフトの発表の仕方から察するに、そうしたリークを受けて、急遽本作の存在を公表したようだ。同社は、バトルロイヤルゲームではないともコメントしており、作品についての誤解が広まることを防ぎたかったのかもしれない。

また『Project Q』には、NFT要素を導入する計画はないとも述べている。同社は、独自のNFTプラットフォーム「Ubisoft Quartz」を昨年発表。PC版『ゴーストリコン ブレイクポイント』にて、NFTアイテム「Digit」を提供するベータテストをおこなっていたが、同作の開発完了を受けてテストは終了している。NFTの導入に関しては、従来のゲーマーからの反発の声も多く聞かれることから、今回あえて言及したのだろう。

『Project Q』は、まだ開発の初期段階にあるという。ユービーアイソフトは、今後本作のプレイテストを重ねていくとし、参加登録を受け付けている。選択できるプラットフォームは、PC(Ubisoft Connect)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sのいずれか。プレイテストの実施時期は不明だが、興味のある方は登録しておくと良いだろう。