『エルデンリング』最新アプデ配信。NPC関連機能大幅追加、そして霜踏みなど弱体化


フロム・ソフトウェアは3月17日、『エルデンリング』向けにVer.1.03アップデートを配信開始した。NPC関連の機能・イベントや新NPC追加のほか、不具合修正やバランス調整など多岐にわたる内容が盛り込まれている。

公式パッチノートから今回のアップデート内容を紹介していく。まず、追加要素については以下の通り。

NPCと遭遇した際に、地図上にアイコンとNPCの名前が記録される機能の追加
NPC「小壺」を追加
以下のNPCイベントにいくつかのフェーズを追加
ディアロス / ネフェリ・ルー / ケネス・ハイト / ゴストーク
複数のシチュエーションにおいて、召喚できる共闘NPCを追加
アイテム「擬態のヴェール」において、プレイヤーが擬態する物体のパターンを追加
一部のフィールドにおいて、夜の時間帯に流れるBGMを追加

『エルデンリング』ではこれまでは、クエストマーカーやログなどを廃したシステム上、NPCの追跡についてはプレイヤーのメモや記憶頼りになる面があった。そのため、NPCの所在がわかるシステムなどはファンからの要望も多かったのだ。今回の追加要素により、よりNPCのトラッキングがやりやすくなるだろう。また、新NPCが追加されたほか、イベントフェーズなども追加。サイドクエストを追いたい人には喜ばしい追加内容となっている。

続いて、バランス調整については以下の通り。

一部の敵において、アイテム「鍛石」のドロップ率を上方修正
序盤の一部のショップラインナップにアイテム「鍛石」を追加
「盾」の性能を上方修正
攻撃系の「壺」アイテム全般の威力を上方修正

以下のアイテムの威力を上方修正
火花の香り/毒の噴霧

以下のアイテムの効果時間を上方修正
鉄壺の香薬 / 高揚の香り

以下のアイテム使用時におけるトレントのHP回復量を上方修正
ロア・レーズン / スイート・レーズン / フローズン・レーズン

以下の魔術のFP消費量を軽減し、威力を上方修正
輝石の彗星 / ほうき星 / 夜の彗星

以下の魔術の威力を上方修正
重力弾 / 星砕き / 結晶連弾

以下の魔術のFP消費量を軽減
流星群 / 岩盤発破 / ハイマの大槌 / 創星雨 / 滅びの流星 / 巨剣陣 / 降り注ぐ魔力 / ローレッタの大弓 / ローレッタの絶技 / カーリアの大剣 / カーリアの貫き / 渦巻くつぶて

魔術「輝石の大つぶて」の弾速と射程を上方修正
戦技「霜踏み」の威力とモーション性能を下方修正
戦技「血の斬撃」使用時の自傷ダメージを増加、威力とモーション性能をわずかに下方修正
戦技「夜と炎の剣」の威力を下方修正
戦技「鉄壁の盾」のFP消費量を増加し、効果時間を下方修正
戦技「司教の突進」のFP消費タイミングを調整
アイテム「写し身の雫の遺灰」で召喚する霊体の攻撃力を下方修正、行動パターンを調整
その他、いくつかの敵や武器などのバランスを調整

数多くの調整が施されているものの、特にインパクトが大きいのは各種戦技の調整だろう。なかでも、その威力・攻撃範囲・燃費の良さから、多くのユーザーが攻略に利用していた「霜踏み」などが弱体化を受けている。全体的に戦技の強さをマイルドにし、魔法の威力を強めている印象だ。

ほかには、数多くの不具合も修正されている。「黄金樹の大盾」の戦技を利用したバグ技が利用できなくなった。また、「火の大罪」の想定と異なる効果を修正したとのこと。対人戦を著しく有利にするバグへの対処と見られる。ユーザーからの修正を求める声も散見された、「神秘」の能力補正が武器にかからない問題が修正。ほかには、戦技「デターミネーション」および「王騎士の決意」の使用時に、戦技を使用していない武器の攻撃力が上昇する不具合も修正されている。前述の「霜踏み」および「王騎士の決意」は、本作のスピードランなどでも大いに活用されていた。こうした修正に適応するため、スピードラン走者たちが新たな戦術を編みだす可能性はありそうだ。ほかには、「その他いくつかのパフォーマンスの改善、不具合現象の修正」なる項目も盛り込まれている。動作が快適になるシーンもあるかもしれない。

【UPDATE 2022/03/17 13:30】
不具合修正の概要を追記

『エルデンリング』Ver.1.03アップデートは、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに現在配信中。 今回のアップデートでは、ほかにも多岐にわたる修正などが盛り込まれている。詳細については、公式パッチノートを参照されたい。




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