日本が舞台の株シム『STONKS-9800』日本語対応で8月7日リリースへ。80・90年代日本で株価と資産とにらめっこ

 

インディースタジオTernoxは5月10日、『STONKS-9800: Stock Market Simulator』(以下、STONKS-9800)を日本時間8月7日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また今年中には、PS4/Xbox One/Nintendo Switchでもリリースする予定だという。日本語UIに対応することも発表されている。


『STONKS-9800』は、1980・1990年代の日本を舞台とした株式シミュレーションゲームだ。本作ではプレイヤーは、1人のビジネスマンとなる。株を買い、日夜株価をチェック。配当金を獲得しながら、日本で富を築き上げるのだ。

本作では、株の購入が鍵を握る。いくばくかの資金を元手に、株を買おう。Ninento、Sani、Panasenic、Tomotaなどどこかで見たことがあるような企業の株を買い付け、株価を見守ろう。配当金をもらいながら、資産を増やしていく。ただし、株式投資は常にうまくいくとは限らない。時には損切りを強いられるし、所得税も支払わなければならない。借金をすることもあるだろう。思い切りと慎重さの両方が必要なのだ。


そのほか、プレイヤーには幸福度や快適さ、ストレスといったパラメータが存在。働きすぎると病院送りになるため、健康管理も重要になる。家や車を買うのもいいだろう。幸福度を上げながら、お金ではないかたちで資産を保持する良い手段だ。

本作ではランダムイベントも発生するようだ。たとえば、“友人が特定の株が値上がりすると豪語しているのを聞きつける”といったイベントに遭遇するという。信じるか信じないかは、プレイヤー次第である。また、数週間株価の動向が見られなくなるかわりに、まとまった資金を入手できるというイベントも発生するようだ。リスクとリターンが存在する。

そのほか、株を多数買うことでその会社の支配権を持ったり、非合法的に収入を得るといったイベントもあるという。ゲームプレイにどう絡んでくるかは不明であるが、ブロック崩しや馬を走らせる遊びなど小規模なミニゲームも複数用意されているとのこと。発売日の発表にあわせてトレイラーも公開されているので、そちらから本作の内容を確認してほしい。


Ternoxは、ウクライナに拠点を構えるスタジオだ。小規模作品をこれまで数多くリリースしており、過去作『ReactorX』や『Void Source』のNintendo Switch版は国内でも販売されている。タイトル発表時点では英語のみ対応となっていたが、今回の発売日の発表にあわせて、開発スタジオは日本語対応を公言している。ウクライナ産の、日本を舞台としたゲームを、日本語でプレイできるようになった。秘書らしき女性のグラフィックもどこか懐かしさを感じさせる『STONKS-9800』。リリース日を楽しみにしておこう。

『STONKS-9800』は、8月7日にPC(Steam)向けに発売予定。今年中に、PS4/Xbox One/Nintendo Switchでもリリースする予定だという。